こんにちは!!
今日はDTMにて打込みに必要なパロメーターの一つ、ベロシティについてお話します。
ベロシティの役割から、効果的な使い方までご説明致します
ベロシティって何?
ベロシティとは、MIDI音源の音の強弱を決める数値をさします。音の強さは127段階まで振り分けられており、その数値を表すのがベロシティなのです。
音源によっては、単純に音の大きさが変わるだけでなく、ニュアンスも変わってくるものもあります。例えばエレキベースは最大の127になるとスラップの様な音に変わったりするものもあるんです。
音の抑揚、ダイナミクスをしっかり付けるのにベロシティの入力は必要不可欠です。打ち込み感がすごく出てしまう、またベタ打ちの様な曲になってリアリティが出ないと悩んでいる方は、ぜひベロシティを意識して打ち込んで行きましょう!!
ベロシティは音をリアルにするものだと考えて下さい。
ベロシティとボリュームの違い
よく混合しがちなのが、ベロシティとボリュームです。どっちも音の強弱を決めるパロメーターなので困惑しやすいのですが、以下の様に覚えると楽です。
・ボリューム=トラックの最大音量を決める。
・ベロシティ=トラックの中の1つの音符の音量を設定する。
ちょっとややこしいのですが、ベロシティで1つのトラックの中の音量を調節して、最後にボリュームで各トラックごとの音量バランスを調整するイメージで良いと思います。
効果的な使い方
使い方は楽器によって様々ですが、特にリズム楽器はベロシティ必須です。
リズム感はアクセントの付け方で全てが決まります。アクセントを強く弾くところは強めに、逆にアクセントのないところは弱くベロシティを設定することで、驚くほど曲がかっこ良くなります!!
他にも、ギターのバッキングやピアノの伴奏など、リズムに関連づけた演奏には常にアクセントを意識したベロシティの設定が重要です!!
どこを強調したいのかを意識しながら強弱の色をつけていきましょう。
ベロシティの簡単な打ち込み方
最後に、ベロシティの簡単な打ち込み方についてご説明します。
それは、、
MIDIキーボードを導入すること です。
パソコンのキーボードで打ち込みながらベロシティも調節するのはとても時間のかかる作業です。
初めからMIDIキーボードを用意して実際に自分の手で打ち込んでいけば、自然にベロシティを打ち込める上に、パソコンキーボードで打ち込むよりリアルな雰囲気を作ることができます。
少し不自然だなと感じた部分については後から修正することができます。
MIDIキーボードは安くて5000円くらいのものもあるので、ぜひご検討下さい!