こんにちは。
今回はDTMにおける生音録音に関してお話しさせていただきます!
生音録音って?
そもそも生音録音(なまおとろくおん)って?と思う方が多いと思います。そういう言葉が正式にあるかどうかは分かりませんが、とりあえず生音をマイクを使って録音をすることを僕は勝手にそう呼んでいます。
DTMでは色々な録音をする事になります。MIDI録音やライン録音、ソフトウェア音源の音をオーディオにバウンスすることを録音と言ったりもしますので、そう言ったものと区別するための言葉だと思っていただければと思います。
楽曲制作はとにかくDIY精神が大事
何にでもそうだと思いますが、どの道にもプロフェッショナルがいて、プロの商売道具があります。運転や建築や医療など、まあすぐに思い浮かぶのはそのくらいですが、それぞれのプロフェッショナルが責任を持って仕事をしてくれているお陰で世の中が成り立っています。素人だけの判断でプロの領分を侵すような真似をすると、大抵は痛い目をみます。
家を建てようと思った時、体調が悪いなと思った時、そういった時は、お金はかかりますがプロに任せるのが妥当だと思います。
素直にお金を払いましょう(笑)
ただ、楽曲制作に関してだけはプロに任せきりというのは感心しません。プロが使っている機材と同じものを揃えるとかいうのも同じです。
楽曲制作においてもお金で解決しそうなことは多々あります。作曲や編曲、録音、機材などがそうです。はっきり言ってお金さえ出せばクオリティの高い作品を作る事は簡単です。
しかし、クオテリティが高いことがそんなに重要でしょうか。例えば超高級なデジカメと高級なレンズで綺麗な風景の写真でも撮ったとしましょう。ですが、世の中には更に高級なカメラと更に高級なレンズで更に良いロケーションで更に綺麗な写真を撮っているプロの写真家がゴロゴロいる訳で、そういう連中との札束同士の殴り合いに僕は意味は感じませんし、そもそも絶対に勝てません。
どんなに高級な機材で撮影した風景写真よりも、携帯のカメラで撮影した家族写真の方が数万倍も価値があると思いませんか?僕はそう思います。
要するに、金をかけるより手間をかけましょう!って事です。
ハイ、そこで生音録音の話になります。
生音録音はぶっちゃけ面倒臭い
最近のソフトウェア音源(ドラム音源など…)のクオリティというのは非常に高く、超高級なものでなく数万円程度のものであっても、生演奏と間違えてしまいそうなくらいです。そう言ったソフトを買ってきてインストールすれば、誰でもハイクオリティな音質で打ち込み(というかコピペに近いですが…)をする事ができます。
わざわざ自分で機材をリハーサルスタジオ等に持ち込む等して録音をしに行ったりしなくても、超一流のプロが録音と打ち込みに携わったドラム音源が数万円で手に入る訳です。
実際、個人制作とは段違いのスピードを求められるプロの現場では、そう言ったソフトが大活躍します。最小限の手間で、最大限のクオリティ。仕事人の立場から言えばこれほど便利なものはありません。
ただ、これからDTMを始めようとしている人が目指すところはそこではないんでは無いかと思います。純粋に自分の音楽を作ってみたいという気持ちからDTMを始めた方が多いと思います。
そう言った方にこそ是非オススメしたいのが生音録音です。どんなに安い機材でも、拙い演奏でも大丈夫です。自分自身が手間暇かけて作った音源であるというだけで、その音源の価値は何倍にもなります。
僕は仕事以外でも個人的にリハーサルスタジオに機材を持ち込んで録音をする事がよくあります。自分で全てをやってみて初めて気付く事が多々ありましたので、これからそう言った事をご紹介していけたらと思います。
まとめ
楽曲制作では、お金をかけるより手間をかけましょう!
生音を取りに行くのは面倒ですが、やってみる価値は十分にあると思います。
それでは!
書いた人:スガノ
見ての通りの天パ眼鏡。零戦(戦闘機)の鼻を持つ男。最近はゲームしかやっていないという説がありながらも、フリーランスのコンポーザーとして細々と活動中。