DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

ベタ打ちを克服する方法5選。素人感をなくそう!

曲を作れる様になって最初にぶつかる壁が、

『なんだかプロの曲と比べるとしょぼく聞こえる』

ってところだと思います。

f:id:takuroq:20170313102058j:plain

打ち込み方やミックス、使っている音色などなど様々な要因が考えられますが、1番の原因はベタ打ちです。ベタ打ちを卒業すれば曲にリアルさを求められるだけでなく、自分の作った曲をかっこよく聞かせられるようになります。

この記事では、主にベタ打ちを克服する方法をご紹介します。

ベタ打ちとは

ベタ打ちとは、テンポや音の強弱を一定にすることで機械が楽器を演奏しているような印象を残す打ち込み方をいいます。テクノなどの電子音楽では問題視されませんが、バンドサウンドやオーケストレーションなど、リアルな音作りを主体とした音楽では素人っぽくなってしまう点であまりよろしくないのです。ベタ打ちを克服して、もっと自分の曲をかっこよくしましょう!

ベタ打ちの具体的な克服方法

1.テンポを揺らす。

f:id:takuroq:20170313102144j:plain

曲全体のテンポを微妙に揺らすことで、リアル感を出すことができます。例えばバンドのライブCDがすごくかっこよく聞こえたりするのは、ドラムが走ったりもたったりするためです。盛り上がる時にスピードをあげたり、どっしりと聞かせたい時にもたったり、、、こういった感情をテンポで表現すると音楽が生き生きしてきます!通常テンポの+5から−5ぐらいを目安にどんどんテンポを揺らして見ましょう。

2.ベロシティをフル活用する。

f:id:takuroq:20170207175946j:plain

ベロシティが一定の曲は抑揚がなくリアルさを失う原因になります。強く弾くところは強く、弱く弾くところは弱くするメリハリをつけましょう。特にドラムなどの打楽器は要注意です。強調したい拍とそうではない拍のベロシティを調節してアクセントをしっかりつけましょう。それだけで曲の勢いがかなり増します。

3.生音を1つは入れよう。

f:id:takuroq:20170313102244j:plain

できれば生音を1つは混ぜるようにしましょう。例えばクワイアコーラスに、下手でも構わないので薄く自分の声を混ぜてみて下さい。シンセのクワイアが一気に本物っぽい声に変わります。楽器を弾ける人は、なるべく曲の中で録音をすることをおすすめします。特に弾けるものがない人は生音のループ音源を使うのもありです☆料理の隠し味みたいなものなので、ぜひ活用してみて下さい。

4.コンプをかけすぎない

音圧を上げたい一心でコンプを強くかける人がいますが、実は逆効果です。音の抑揚がなくなる分、ダイナミクスさに欠けるため薄っぺらい音圧になってしまいます。コンプは適度にかけましょう。必要以上に音の粒を揃える必要はありません。トラックが少しぐらいクリップしても音さえ割れてなければOKです。

5.細かく打ちこむ

f:id:takuroq:20170207160135j:plain

一度曲ができたら、上述したような点を踏まえて修正を加えて行きましょう。これをブラッシュアップといいます。ブラッシュアップをうまくやるコツは、曲の細部まで自分の感情を表現することです。ほんの1秒ほどのフィルインなどにも時間をかけてこだわりを見せましょう。そういった姿勢がどんどん曲をリアルにかっこよくしていきます。

 

それでは☆

 

スポンサーリンク