こんにちは。
本日はタイトルの通り、音楽業界最強のロマン兵器『サンプラー』を皆さんにご紹介したいと思います。
サンプラーって?
そもそもサンプラーという機材に馴染みのない方がほとんどだと思いますので、サンプラーとは何かをご説明いたします。
サンプラーとは、本体に取り込んだサンプル(オーディオデータのこと)をMIDIでコントロールして演奏したり、本体に演奏用のパッドが搭載されている場合はそれを直接押すことで演奏する事ができる機材です。
※MIDIとは機械が読む楽譜のようなもので、シンセやサンプラーにMIDIケーブルを使って流してやれば自動演奏させる事ができます。ミュージックインストゥルメントデジタルインターフェースの略だったと思います。
またシーケンサーも搭載されているものがほとんどで、主に打楽器のワンショットサンプルを溜め込んでリズムトラックを制作するのに使う事が多いです。
あとはクラブDJが効果音を鳴らす用途でターンテーブルやミキサーの横に置いているのを良く見ます。
取り込んだサンプルの編集をする事も可能で、リバーブやディレイ、コンプレッサーやEQなどの基本的なエフェクトは大抵は搭載されていますし、サンプルの音程を変える事も出来ます。
また音の鳴らし方も変える事ができ、一度パッドを押したらサンプルが最後まで再生される鳴らし方や、パッドを押した長さだけ音が伸びる鳴らし方などが選べますので、サンプラーならではの、DAWの内蔵音源やシンセサイザーではやりづらい表現が可能です。
代表的なのはAKAIのMPCシリーズで、ヒップホップやクラブミュージックに興味のある方であれば一度は目にした事があるかもしれません。
使い方は人それぞれ
サンプラーに取り込むサンプルは、市販されているワンショットサンプルやループ、自分で録音してきたオーディオデータなど、対応しているオーディオフォーマットであればなんでも取り込む事ができます。
リズムトラックの制作やDJ用として使われる事が多いサンプラーですが、雑誌などを見てみると実に色々な使い方をしている人がいて実に面白いです。
自宅スタジオのデスクのど真ん中にMPCが鎮座しているアーティストもいるようです。この前雑誌の表紙になってました(詳しくは読んでませんが…)。
まとめ
自分で選んだ、または録音したサンプルを蓄積して自分だけの楽器、自分だけの音源に育てていく事ができるところがサンプラーの醍醐味だと思っています。十人十サンプラーですね。
僕も学生時代にドラムやギターのサンプルを録音してきてサンプラーに取り込んで使っていました。もう自分のサンプラーが可愛くてしょうがないです。
次回はサンプラーでの打ち込みについて書きたいと思います。
それでは!