ケルト系の民族音楽をご存知ですか?ケルト音楽は主に北欧の国々で昔からある音楽ジャンルの1つです。とはいってもお国柄によって暗いものや勇ましいもの、陽気なものまで種類は様々です。日本ではロールプレイングゲームのBGMとして馴染みが深いため人気が高かったりします。本日はケルト系ミュージックの簡単な作り方をご紹介します。
ケルトで使われる音源
1.アイリッシュハープ
アイリッシュハープは体で抱え込めるほど小さなハープです。通常のハープよりはやや硬めの音がしますが、音源をお持ちでない方は普通にハープを使ってもオーケーです。主にアルペジオでの伴奏やイントロなどのメインメロディを弾いたりします。基本的に伴奏はピアノではなくハープを使うと雰囲気が出るのでケルトを作るならマストアイテムです!
2.ティンホイッスル
ティンホイッスルはアイルランド発祥の縦笛です。フルートなどと比べるとフカシの要素がほとんどなく、輪郭がとてもはっきりした音になります。アタック音が強いので、速い音さばきをしたり、フィドルとメロディを一緒に吹いたりします。高音域が足りない、もしくはメロディをもっと目立たせたい時に使うといいです。
3.フィドル
フィドルはバイオリンです。クラシックではバイオリンと呼ぶものをアイリッシュ音楽ではフィドルと呼びます。こちらも速いパッセージでメロディをかなでることが多いです。クラシックとの大きな違いはあまりビブラートをかけないこと。ちなみに余談ですがフィドル奏者は酒を飲みながらほとんどアドリブで弾きます。バイオリン奏者は演奏が終わってから飲みます。笑
フィドルは専用のプラグインを買わない限りほぼ音源がありません。バイオリンのスタッカート音源を利用してそれっぽくしてみましょう。スライド奏法を多用するので、細かくピッチベンドを設定すればよりリアルな音になります。
4.バグパイプ
バグパイプは唯一無二の音なので聞けば分かると思います。打ち込みのポイントは持続音です。低域は常になってるぐらい持続しているので思いっきり伸ばしましょう。明るい曲でかなり重宝できる音色です。常に鳴っててもいいですが、転調したり盛り上がる時にバグパイプを足すとかっこいい効果が得られます。
5.バウロン
アイルランドの打楽器です。小さなタンバリンの様なものを手首のスナップを効かせて鳴らします。単体で聞くと民族らしい音ですが、正直言ってミックスがかなり難しいです。音を重ねるほど聞こえづらくなるので、僕はリズム楽器のメインとしてはあまり使ったことがありません。
まとめ
だいたいこれらの音色を使うとそれっぽくなります。ただし、普通のポップスっぽい曲を作っても上手くいかないので、次回スケールなどを使ってケルト独特の雰囲気を作る作曲法をご紹介します。