みなさんDjentというジャンルをご存知でしょうか?ジェントは最近流行りだしたメタルジャンルの1つで、ギターの音が特徴的なことからこの名前がつきました。ギュインギュイン言ってるからジェントです。なんて単純な。。。笑
本日はジェントの音作りの仕方をご紹介します。
Djentってどんな音?
まずはこちらのバンドを聞いてみてください。
衝撃的な気持ち良さです!このギターの洗練された音がジェントです。ただし、DTMで1曲丸々作り込む場合、ギターの音だけではこういったミックスはできません。そのあたりも合わせてご紹介していきます。
ギターの音作り!
とはいえまずはギターです。かなり重い音に聞こえますが、実はlowはほとんど出ていません。ジェントはEQでの住み分けがしっかりしているので、lowはベースに任せてバッサリカットしています。そしてhighは高めに、midは控えめにするとそれっぽい音になります。場合によっては逆にmidを強調するのもありです。
簡単にいえば、7弦ギターやローチューニングでめちゃくちゃ低い音を弾きながらローの帯域をカットするという矛盾したことをやるとジェントっぽい音になります。
そして、ギターで1番キモになるのがあまり歪ませすぎないことです。思いっきり歪んでいる印象が強いですが、実はかなりタイトな音になってます。ディストーションのゲインを13時あたりで止めるか、コンプで思い切り潰してタイトな音作りを心がけましょう。
また、宅録で録音する場合は無音部分をできるだけカットして下さい。波形を切ることで機械的な要素が加わり、ジェントらしい音になります。
ジェントのミックス
ジェントのミックスは住み分けが命です。それぞれの強調すべき帯域以外はほぼカットして音圧をできるだけ稼ぎましょう。大げさなぐらい住み分けるので単体で聞くと変な音がしますが、楽器が揃えばものすごい迫力になります。例えばベースのミッドとハイを限りなくカットしたり、ドラムのハットのローをバッサリ切ってみたり。
注意点として、なるべくドラムのキック、ギター、ベースのリフはなるべく粒を揃えてリンクさせて下さい。EQの住み分けをガッツリやるのでそれぞれ好き勝手に弾くと最高にダサいバンドになります。笑
ライブでの音作り
ライブでジェントを弾きたい場合は、コンプ、ノイズゲートを使います。コンプは上述した通り、音をタイトにするためきつめにかけて下さい。ノイズゲートもきつめにかけましょう。無音部分をカットできると同時に、コンプと同じようにジェントらしいタイトな音にも貢献できます。
まとめ
ジェントは音作りそのものが難しく、またプログレ的な要素から派生した音楽なので弾くのもけっこう難しかったりします。ギターの音やスキルに磨きをかけることを前提に作り込んでいくと楽しいと思います!