最近よく『洋楽テイストで作曲して下さい!』とか『Jポップ風でお願いしますー。』なんて依頼を受けることが多くなりました。この洋楽らしさ、邦楽らしさって僕の中でとても曖昧な部分でもあるので、音楽の歴史を踏まえて全力で考察してみました!完全に個人的な見解なので面白半分で読んでみて下さい。
1.リズム感の違い
洋楽は裏でノり、邦楽は表でノる。よく聞く言葉ですが、ジャンルに限らず確かにその傾向は強い気がします。基本的に裏で拍をとるスイング系のミュージックは日本では全然ランキングに上がってこないですし。
この原因は単純に日本人のリズム感覚が弱いからだと僕は思ってます。単純に裏でノる方が難しい気がするので。
ヨーロッパでメディエバルミュージックが流行っていたころ、日本では雅楽が主流でした。神社で『ぱおぉぉぉん!』ってなってるやつです。
荘厳!かっこいいー!
一方海外はこんな感じです。
ノスタルジックでこれはこれで泣ける!
ヨーロッパの古楽と比べると日本の雅楽は全くリズム感がないのです。
欧米の人たちは二元論が主流で何事にも白黒つけますが、『日本人はみんなで1つ』みたいな全てを調和させる感性を持っています。
こういった思考の違いからリズムを刻む刻まないの差が生まれたんじゃないかなと。
日本人はリズム感で欧米に勝てないんじゃないかと。
なので日本は洋楽にならってリズム感を養うぐらいなら、いっそ原点に戻ってヒーリングみたいな音楽やったらいいんじゃないかと思います。違うかぁ。笑
2.サビの定義
邦楽はAメロ、Bメロ、サビの順番を守る傾向が強いですが、洋楽はサビという概念が薄いです。たまに洋楽聴いていて『これサビないじゃん!』って思ったことありませんか?邦楽はBメロできっちり落ち着けてサビで爆発させますが、洋楽はそのまま突っ走ってサラッと終わりますよね。
この点に関しては日本人のお客さんへの並々ならぬサービス精神がルーツにあるんじゃないかなと思います。『ここが聞きどころでございますよ!』って感じ。
ただ、だから邦楽の方がいい音楽だとは思いません。特にこのAメロBメロサビの順番を頑なに守る音楽ってどうかなと感じています。そんなにサービス精神があるなら1番と2番で同じことしなくていいと思うんです。
なんかもうプログレみたいに最後まで全然違うことやって聞かせるぐらいのことしてもいいんじゃないかなと!笑
違うかぁ。笑
終わりに
個人的にスルメっぽい曲は洋楽に多いような気がします。『この音がいいー』とか『このバンドのグルーブ感がいいー』って聞いててだんだん味が出てくるのは僕の場合洋楽ばっかりです。
逆に邦楽はすぐ飽きるけど最初の衝撃がガツンとくる印象があります。ワンピースの主題歌とか初めて聞いた時衝撃を受けました。(今でもあんな曲作れる自信は全くありませんが。)
コードワークやらブラスの入れ方のセンスやらとてもじゃないけどマネできないです。
なんかもうイントロからめちゃくちゃワクワクする!
結局の所、邦楽、洋楽、
どっちもいい!!
それでは!笑