DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

誰にでも分かる音楽理論講座⑤ダイアトニックスケール

 

takuroq.hatenablog.com

 

f:id:takuroq:20170411234610j:plain

 

こんにちは。

前回までの音楽理論講座で音程やコードに対する粗方の説明はさせて頂きました。一度読んだだけで覚えられる人は多分いないので、分からなくなったらいつでも遠慮なく過去記事に飛んでいただいて、どんどんこのブログのアクセス数を増やしていきましょう!

 

ダイアトニックスケール

今日はダイアトニックスケールについて説明させて頂きます。とは言っても内容としてはそこまで難しくありません。

 

ダイアトニックスケールとは、調性(キー)の中での基本的な音の並びのことを言います。例えば、キーがC(ド)の場合にはダイアトニックスケールはドレミファソラシドです。

 

ダイアトニックスケールの構成は必ず全音全音、半音、全音全音全音、半音となっています。キーCで考えた時に、ミとファの間とシとドの間には黒鍵がないと覚えると早いです。

キーがGの場合にはダイアトニックスケールはソラシドレミファ♯ソとなります。ファをシャープしなければ、音の構成が全音全音、半音、全音全音半音、全音

となってしまう為です。

 

各キーの符号(♯と♭)の覚え方

僕が中学生のころ非常に頭の良い同級生がいまして、そいつと音楽の話になった際に教わったことなので一般的な覚え方なのかは分かりませんが、一応各キーのどの音に符号が付くかを覚える暗記法があります。

何も考えず、次の言葉を何回か唱えてみましょう。

 

ファドソレラミシ、シミラレソドファ

 

何回か言っているうちになんとなく覚えてくると思います。10回くらい言いましょう(笑)

これはどういう順番で♯がついていくか、♭がついていくかを覚えるための暗記法です。ファドソレラミシの順番で♯が付いていきます。そしてシミラレソドファの順番で♭が付いていきます。

どのキーに♯や♭が何個付くかというのは結局は覚えることになりますが、普段あまり使わないキーの曲に出くわしてしまった場合にこの呪文に助けられることもあります。一応覚えておきましょう。

(キーGの場合は♯1つなのでファに♯が付く、キーE♭の場合は♭が3つ付くのでシミラに♭が付く、といった感じ)

 

大事なのは相対的な考え方

絶対音感を持っていない普通の人がドレミファソラシドを聞かされても、シド♯レ♯ミファ♯ソ♯ラ♯シを聞かされても、はっきり言ってほとんど同じように聞こえるでしょう。僕でも聞き分けられません。これはどちらのスケールも音の高さは違えど、同じ音の感覚で並んでいる為です。

もしかしたら絶対音感の人からすれば「そんな違いも分からないのか」とお思いになるかもしれませんが、それは全く恥ずべきことではありません。音楽理論を学ぶ上で絶対音感は全く必要ありません。僕は絶対音感なるものは微塵も持ち合わせていないので言い切れない部分もありますが、むしろ絶対音感ジャマなんじゃね?とすら思っている節もあります。

ドレミファソラシドとシド♯レ♯ミファ♯ソ♯ラ♯シは同じもの、そう割り切って考える事ができるくらいには大雑把に捉えていった方が、音楽理論は理解しやすいと思います。

 

次回はマイナースケールに関して少し書きたいと思います。

 

それでは!

 

takuroq.hatenablog.com

 

スポンサーリンク