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アコギをきれいな音で録音する方法

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アコースティックギターはMIDIで打ち込むより実際に弾いた方が良い効果が得られます。音色がリアルになることはもちろん、細かいタメなど人間味のある演奏がよりいっそうリアルな音を感じさせてくれるんです。

そしてMIDIギターの打ち込みはかなり面倒です。アルペジオの音の構成が複雑であったり、1音1音のリアルな強弱のつけ方が難しいので。ギターが弾けない人は、誰かにお願いして弾いてもらった方が断然おすすめです!

この記事では、きれいな音でアコースティックギターを録音するコツをご紹介します。

1.コンデンサーマイクを使おう

ダイナミックマイクは音を拾う範囲と帯域のレンジが狭いので、コンデンサーマイクを使って録音するのがおすすめです。ギターの鳴りや、きらびやかな高域を得たい場合、コンデンサーマイクでないと対応しきれない部分が出てきます。

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2.マイクを置く位置は自由!

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実はマイキングは決まった定位置があるわけではありません。自分の好みのカラーが出せるまで色んな位置で弾いてみましょう。マイクを横にずらすと音の雰囲気が変わり、マイクを縦にずらすと強調される帯域が変わります。

3.マイクは30cmは話しましょう。

奥行きに関しては最低でも30cm以上離すようにするのがおすすめです。30cmより近くなると弦の振動を直に拾うので音が薄っぺらくなりやすいです。マイクは遠くに離した方が箱鳴りをしっかり集音できるんですね。また、さらに遠くに離していくことで音像がボヤけてきます。アンビエント系の音楽ではわざとマイキングを遠くに置いて奥行きのある音像を作ることもあります。

4.裏技、マイクを2本使う。

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1本はギターの近くで、もう1本はギターから遠く離して部屋の反響音を拾います。この2つの音を同時に録音することで、リアルなリバーブを得ることができます。こだわりのある人だとここまでしっかり録音することもあります。また、マイクを2本使う場合、特性の異なるものを使って録ってみるのもおすすめです。意外にもきれいな音に出会えたりするので、お金に余裕がある人はぜひ試してみてください。

余談

アコギを録音していて、コードチェンジをする時にどうしても『キュッ、キュッ』って音が鳴ってしまうと思います。僕はあの音は本当に弾いている証拠というか、、、とてもリアルに感じるのでけっこう好きなんです。

が!!

とあるクライアントさんに『変な音が入っているから録り直して下さい。』と言われたことがあります。笑

人によっては好みでない場合もあるので、どうしてもキュッキュなる音を消したい時は、1箇所ずつボリュームを落とすようにしましょう。

波形を切ったりキュッという音の帯域をEQでカットすると間違いなくおかしな音になります。

 

 

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