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誰にでも分かる音楽理論講座その12 テンションコード

 

takuroq.hatenablog.com

 

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こんにちは。

本日はテンションコードについて書いていきたいと思います。そんなに面白くもない記事になりそうですが、大事な部分ですのでお付き合い下さい。

 

テンションノート

テンションコードはなんだか難しそうですが、そんなでもありません。

音程の説明の記事では完全8度までしか説明しませんでしたが、実はそれ以上もあります。それがテンションノートというモノです。とはいっても、長2度のオクターブ上がナインス、といった感じで今までに出てきた音程のオクターブ上なので、恐るるに足りませんね。

 

もう面倒なので、ざっと書いていきましょう!

 

ナインス    ー 長2度のオクターブ上

イレブンス   ー 完全4度のオクターブ上

サーティーンス ー 長6度のオクターブ上

 

といった感じです。

 

とはいえ、テンションノートはどんなコードにもブチ込める訳ではありません。コードの種類によって、使うことのできるテンションノートと使うことができないテンションノートがあるのです。そちらもどんどん書いていきます。

 

メジャーセブンスに使えるテンションノート ー 9、♯11、13

メジャーセブンスには9、♯11、13のテンションノートを使うことができます。基本的には♯11とコードネームに書いてある場合には9の音も入ります。13の場合には♯11と9の音も入ります。

ついでに、♯11とはイレブンスの半音上のことです。なぜイレブンスは使えないのかという話ですが、鳴らしてみていただければ分かると思います。気持ち悪い響きになります。別に使ってはいけない訳ではないとは思いますが、一応ルール上メジャーイレブンスは存在しません。

どうやら基本コードの構成音の半音上が和音の中に入ると気持ち悪くなるようです。

 

マイナーセブンスに使えるテンションノート ー 9、11

マイナーセブンスにはナインスとイレブンスが使えます。サーティーンスは構成音の半音上でもないので、正直いけるんじゃね?って思っていたんですが、どうやらダメみたいです。今楽器が近くにないので確認できませんが、もしかしたら鳴らしたら気持ち悪いのかもしれません。

 

ドミナントセブンスに使えるテンションノート…

ドミナントセブンスに関しては、正直なんでもありです。フラットナインスやらシャープイレブンスやらなんでもです。まあもともと気持ち悪いコードですから、なんでもありなんです(投げやり)。

 

まとめ

テンションコードはセブンスコードよりさらに複雑な響きを持ったコードです。シンプルなコードを使ったコード進行の中に1つだけテンションコードがあったりすると違和感があるので、既存の曲のコードをテンションに変えてみるといった使い方はやめておいた方がいいです。テンションコードはドミナントモーションやツーファイブを多様した進行と相性がいいので、使う場合にはそのつもりでコード進行を組み立てていきましょう。

 

また、テンションコードの知識はモードを理解する上でも重要になってきます。その辺に関してはまたの機会に書きます。

 

それでは!

 

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