DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

作曲事務所に入ると本当に稼げるのか!?①

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僕がサウンドクリエイターを始める上でまず最初に考えたことは、『作曲事務所に入ればフリーで好きなだけ音楽が作れる!』ということでした。

この記事では、実際に作曲事務所で働いた経験を元に、作曲事務所に入る方法や、実際に働いてみて稼げるのかをご紹介します。

事務所はいっぱいある!

1度ググって見ると分かるのですが、実は作曲事務所ってたくさんあります。都内に集中していることが多いですが、実際には自宅で作曲して納品することが多いので、田舎に住んでる方でも遠慮なく挑戦できます。

どうやって入るの?

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まずは、作曲事務所を検索して応募できる所を探します。『サウンドクリエイター』『作曲事務所』『コンポーザー』などのワードで検索すれば色々ひっかかります。

応募先が決まったら、自分のオリジナル音源を事務所に送って、受かったら面接を受ける流れになります。面接で契約が成立すれば、晴れて作曲事務所のクリエイターです!

事務所に入るのはけっこう簡単!

実は音源のクオリティがプロレベルでなくてもけっこう入れたりします。事務所では曲が採用されると、アレンジャーやエンジニアが後から介入してくるので、音源の質よりはアイデアが重視されるんです。自分の音源に自身がなくても興味があればどんどん応募してみましょう。意外と入れます。

事務所は歩合制!!

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作曲事務所は完全な歩合制です。事務所から依頼が来たら、曲を作って事務所に渡します。あとは事務所が曲を営業してくれる形になります。事務所にしか回ってこないコンペに大量に応募してくれたり、個人的にレコード会社に交渉してくれたりするので、そこで曲が売れると、作曲者に報酬が支払われる仕組みです。報酬額は事務所や曲の内容によって変動しますが、だいたい5万〜20万ぐらいの単価だと思って下さい。

事務所の落とし穴!

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こうやって見ていくと『儲かりそうだし面白そうじゃん!』と思いますが、実際はかなりきつい試練が待っています。

曲が全然決まらない!!

本当になかなか決まりません。才能のある人や一発当てた人はネームバリューでどんどん仕事が入って来ますが、無名のクリエイターの場合最初は全然稼げないことが多いです。

1ヶ月に10曲〜20曲ペースで曲を作り、コンペに通るか祈りながら過ごす日々。マネージャーは曲の依頼を機械的に送ってきてはくれるがアドバイス等は一切なし。(積極的にアドバイスをくれる事務所もあります。)3ヶ月ぐらいたつと『1銭も稼げないのに作りたくもないアイドル曲を書きまくって一体俺は何してるんだろ?』みたいなネガティブワールドに落ち込みます。

 

そしてネガティブになってきたところで次回に続きます。笑

 

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