こんにちは。
みなさん耳コピってしてますか?耳コピをする意味って様々だと思うんですが、だいたい以下のことが理由だと思います。
- 既存曲のカラオケを作る仕事をしている。
- 耳コピをして耳を鍛えたい。
- 楽譜がないから自力でコピー。
これらの目的を達成すべく、簡単な耳コピの仕方をご紹介します。ちなみにダイアトニックコードという音楽理論を少しかじる程度の知識が必要なので、ちょこっと勉強しておくといいと思います。
このブログでも理論について書いてあるのでもしよければ参考にしてみて下さい。順番に読み進めて行くことで内容が分かるようになってます。
耳コピを簡単に行う方法
1.ベースをコピーする。
まず、他の楽器はそっちのけでかまわないのでベースのみを耳で完全にコピーします。ベースの音が低くてなかなか聞き取れない場合、自分で1オクターブ上のベースを弾きながらコピーするとうまくいくことが多いです。
2.キーを把握する。
耳コピしたベースを聞きながら、どんな音が使われているのかを分析してキーを見つけます。例えば黒鍵を一切使っていない曲はキーがCです。何の音がどのように使われているのかをよく聞きながらキーを見つけます。
3.伴奏をコピーする。
ピアノやギターなど主要な伴奏をコピーしていきます。この際、先ほど見つけたキーと照らし合わせながらダイアトニックコードに当てはめてコードを打ち込んで行きましょう。和音は耳だけで聞いてやるのは難しい上にとても手間がかかります。
例えば
【Key C】
ベースからEの音が鳴っているコード
↓
ⅢmなのでEmです。Eではありません。
おしゃれなコード感を感じたら7thや9thを足してみればいずれ同じコードにたどりつけます。
4.その他をコピー
残りの打楽器やチョロっと出てくる音はひたすら耳コピです。伴奏とベースができているとすでに曲の雰囲気が掴めているので最初にやるより楽だったりします。
耳コピの注意点
この方法で耳コピが通用しないジャンルがあります。ジャズとクラシックです。
ジャズ
ジャズのベースはルートを弾いていなかったり、ベースで和音を弾いていたりします。ジャズは定番のコード進行を回してアドリブしていることが多いのでジャズの教科書のようなコード進行の乗っている本を1冊買っておくと便利です。
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クラシック
クラシックは単音の音を積み重ねて音楽を作っているので、音楽理論ではなく和声という違ったアプローチの勉強が必要です。和声には伴奏という概念がありません。それぞれ別のメロディを弾いてそこから得られるハモりがコードの様な役割を果たしています。
ただし和声の響きをコードに置き換えることもできます。この記事で紹介した耳コピの仕方でクラシックを耳コピすると面白いコード進行を見つけたり色々な発見があるので興味のある方は試してみて下さい。