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読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析その24 Blur - Stereotypes

 

takuroq.hatenablog.com

 

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こんにちは。

本日はイギリスの超大物バンドBlurの『Stereotypes』のコード進行をご紹介します。

 

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

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Blur - Stereotypes

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僕は基本的にイギリスの音楽が好きな傾向があるようで、特に調べもせずに音楽を聴き漁っていると知らぬ間にイギリスの音楽ばかり聴いていました。オアシス(オアシスは流石に聴く前からUKロックだと知っていました笑)やブラー、レディオヘッドは勿論のこと、ケミカルブラザーズやプロディジー、マッシブアタックやファットボーイスリム、スクエアプッシャーなどの打ち込み系のアーティストにはかなりハマりました(あれ?UKロックが好きと書いておきながら、バンド系で特別好きなのは3つしか思い浮かばない…)。

 

ブラーの初期の4枚?のアルバムはポップなバンドものといった感じで、当時のイギリスを知らないので予想でしか無いのですが、純粋なロックファンはブラーよりもオアシスを聴いていたんじゃ無いかと思います。ブラーのボーカルは非常にイケメンなのでちょっとアイドル的な人気もブラーにはあったんでは無いかと予想。

そして5枚目のセルフタイトルのアルバムからそれまでのポップなサウンドからは180度方向転換して、インディーロック風なサウンドに変わっていきます。僕は5枚目のアルバムからブラーを聴き始めたので、後になって初期のアルバムを聴いて少し驚きました。やはり僕は5枚目以降のアルバムの方が好きなのですが、初期のポップで人気者でちょっとムカつく感じのブラーも嫌いでは無いです(笑)

 

今日は4枚目のアルバム収録の『Stereotypes』のAメロのコード進行をご紹介します。好きなのは5枚目のアルバムなのですが、この曲のコード進行のインパクトが凄すぎたのでこの曲にしました。

 

(Ⅰ♯9) - (Ⅰ♯9) - (Ⅵm - ♭Ⅵ) - (Ⅴ)

カッコ内が1小節とお考えください。

いきなり登場するシャープナインスというコードは、長3度を含むドミナントセブンスコードの上で1オクターブ上の短3度の音であるシャープナインスを同時に鳴らすという非常にエキセントリックな響きを持つコードです。長3度と短3度を同時に鳴らすので、もう明るいのか暗いのか良く分かりません。ジミヘンが使い始めたコードらしいです。

3小節目には同主調のコードが登場します。

 

…まあ、ただ、作曲した本人たちが「ここは同主調を使おう」とか考えながらこの曲を作ったかは分かりません。案外、ただ単にギターでコードを探っていて完成したコード進行というような気もします。音楽なんてそんなもんです。それで全然いいのです(笑)

 

Stereotypes (2012 Remastered Version)

 

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