曲を作っていて、『なんか素人っぽいなー』とか『市販のCDと比べると忽然とした差を感じる』なんてことがある時に、見直すべきポイントを5つご紹介します。この5つをクリアーしていればかなり満足のいく音源に仕上げられると思うので、自分の曲を聞きながら比べてみて下さい。
1.内蔵音源のみで作っている
例えば内蔵シンセサイザーを使ってバイオリンやギターを打ち込むとリアルさがなくなりオモチャっぽい音源になってしまいます。打ち込みのセンスを問う前に、クオリティの高い音源の入ったプラグインに投資しましょう!!
今の時代かっこいい音源が2、3万で買えちゃう時代です。音を差し替えるだけで素人っぽさはかなり解消されます。
2.トラック数が少ない
音数が多すぎるのも考えものですが、少なすぎるとミックスがかなりうまくない限り薄っぺらい音楽になりがちです。自分の曲を聴いてみて、もっと楽器を増やせないか、増やすとすればどんなメロディを入れるかなど、アイデアを詰め込んでみましょう!
3.打ち込みが甘い
ベタ打ちで終わりにしていたり、コピペで曲を完成させちゃうと抑揚感のないつまらない音楽になってしまいます。
ベロシティで強弱をつけてグルーヴ感を出したり、オートメーションを駆使して音量を動かすなど細部にこだわった曲作りをしましょう。コピペに関してはやりがちなのがドラムです。フィルインやおかずなどこちらも細部にこだわって打ち込んでいくとだいぶ印象が変わります。
4.ミックスを理解していない
音圧を大きくして迫力を出したり、エフェクターを利用して空間的な広がりをもたせるなど、ミックス面にも力を入れると曲がきれいに聞こえるようになります。音が目に見えて変わるのが分かるのがマスタートラックのEQ処理です。軽くドンシャリ(Low↑Mid↓Hi↑)にするだけで驚くほど音がきれいになるのでぜひ試してみて下さい。
ミックスに関してはこのブログで細かく書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
5.音楽理論を理解していない
音楽理論を学ぶとどの音を入れればいいかが明瞭になるのでアレンジがしやすくなります。コードにテンションを足しておしゃれに変えてみたり、転調をして曲の雰囲気をガラッと変えてみたり。作曲アイデアの幅がグッと広がるのでぜひ挑戦してみて下さい。
例えば新卒採用のサウンドクリエイターを目指す若い人は、打ち込みやミックスに自信がなくてもアイデアで雇ってもらえることがあります。
上記でやっていないことがあれば、ぜひ実践してみてください。きっと曲のクオリティが上がるはずです!