ベースはバンドの低音とリズム隊を支えるのでアンサンブルにおいてとても重要な楽器です。
また、ピックでルート音を弾くだけというイメージがありギターと違い華やかさに欠ける印象をもたれがちですが、例えばジャズではリードソロを担当するぐらい主役になれる素質も持っています。
弦を叩いてパーカッシブな音を出すスラップ奏法や、指をたくさん使って早弾きをするなど弾き方も無限大です!
そんなエレキベースに魅せられた方々へ最初のギターの選び方をご紹介します。
主にベースは2種類ある
ギターと比べてベースは形が似ているものが多く一見同じものに見えがちですが、大きく分けると2種類に分類することができます。
1.ジャズベース
ピックアップ(ベースのマイク部分)が細長く2つついているものがジャズベースです。乾いた音が特徴的で、どんなジャンルの音楽にも対応できるオールマイティなベースです。
また弾いてみると分かると思いますが、ジャズベースはネックが細く握りやすいので初心者にもおすすめです。
2.プレシジョンベース
もう1つの代表的なベースがプレシジョンベースです。太いピックアップがZ字に2つつながってついています。ジャズベースと比べて重量があり、ネックも太く作られているため図太い音が出ます。ロックやパンク、メタルなどハードな音楽をやる方におすすめです。
このような違いのあるベースですが、実際に触れてみて音や弾き心地を確認しながら好みのものを見つけるといいと思います。
例えば『メタルやりたいけどジャズベースが気に入った!』ってこともあるので、あまり先入観を持たずに触ってみるのがおすすめです。
また、プレシジョンとジャズベース以外にも様々なベースが出ているので、楽器屋さんに足を運んでみましょう!
アクティブベースとパッシブベース
次にみたいのがアクティブとパッシブです。
1.アクティブベース
- 音の劣化が少ない。
- ノイズが少ない。
アクティブベースとは、ベースの中にプリアンプが内蔵されているモデルです。プリアンプは音を増幅するものなので、アクティブベースを弾くとパワーがあり太い音になります。ローを足したりハイを足したりといった音作りもベース側でできるので、好みの音を常に持ち歩くことができるイメージです。音質もいじれるので必然的に写真のようにノブも多くなります。
アンプを通すと電池を消耗するため、定期的に電池交換が必要になります。
2.パッシブベース
- ナチュラルで暖かみがある。
- タッチに対して素直な音が出せる。
パッシブベースはプリアンプが内蔵されていないモデルです。もちろん電池は必要ありません。パワーはアクティブに劣りますが、パッシブ特有のカラッとした音色が気持ちいいです。
僕は個人的にパッシブベースでスラップなどパーカッシブな奏法をする音が好みなので、パッシブ派です。
こちらも好みになるので一概に『こうしろ!』というルールはありません。