2000年前後に一気に流行って一気に衰退したNU-METAL。日本ではラウドメタルやラウドロックなどと呼ばれるジャンルですが、僕の青春時代を支えた強烈なインパクトを残したので、改めてめちゃくちゃかっこいいラウド系バンドをまとめてみました。
No.1 KoRn
このジャンルの基盤を作ったのはKoRnだと思っています。7弦ギターの重低音とどっしりと重いスローなドラムでまさに『音で殴られる』強烈な刺激がありました。当時は音の中毒性がすさまじく『いかにコーンっぽくするか』を追い求めてました。実際コーンのフォロワーバンドが大量に量産されたために似たバンドが溢れかえって衰退したとも言われており、このジャンルにおいて飛び抜けた才能があると言っていいと思います。
No.2 Deftones
こちらも中毒性抜群のリフの嵐ですが、全体的にアートちっくで抽象的な音楽です。メタル界のビョークとも言われています。キャッチーさに欠けるところがあるので聞く人を選ぶ気がしますが、空間的な曲作りをするので聞いていて気持ちがいいものばかり。
No.3 LINKIN PARK
日本では絶大な人気を誇るビッグバンドです。モダンでキャッチー、それでいて誰も聞いたことのない音楽を提示したのがリンキン・パークです。機械的で迫力のあるサウンドにラッパーとディストーションをかけたようなメインボーカルの2人のフロントマンがやたらかっこいいです。本人たちがもともと『メタルバンドではない』と公言した通り、近年ではテクノ主体の音楽に移行しています。それもかっこいいのですが、やっぱりラウド音楽をやってたころのリンキン・パークが僕は好きです。
最近、メインボーカルのチェスターベニントンが他界しました。ファンも多く、またあの声が聞けないと思うと悲しいです。
No.4 TOOL
ラウド系の重低音の意味を攻撃的ではなく奇妙な世界観として表現したのがTOOLです。プログレ要素もあるので曲は長いですが聞きごたえがあります。
メンバーの中に映像クリエイターがおり、TOOLの曲は全て彼の作るPVのBGMなんだそうです。
No.4 LIMP BIZKIT
LIMP BIZKITはKoRnと並んで兄弟のような評価を受けています。甲高い裏声の毒舌ラップに耳が行きがちですが、ギターの変態リフがめちゃくちゃかっこいいです。
1時期ギタリストのウェスが抜けた時のアルバムは全然良くなかった気がします。個人的には手数の多いファンク色が強いドラムも好みです。
No.5 Slipknot
ラウドメタルだけでなくデスメタル、ブルータルデス、ブラックデスなど様々な要素をミックスしたミクスチャーバンドです。メタルバンドには珍しくサンプラーやターンテーブルも在籍しておりバンドサウンドに彩りを与えています。一見禍々しい見た目に惑わされますが、(最初はコミックバンドかと思った。。。)中身は本物です。どこにもない独自の音楽やってます。
アルバムごとに化けるので毎回新譜が楽しみです。
No.6 Ill NINO
ラテン系のトライバルな民族音楽とラウドロックを融合したバンドです。ドスの効いたシャウトとキャッチーなサビが対照的でかっこいいです。
僕はこのバンドがきっかけでトライバルミュージックを聞くきっかけを作れました。