ベースは曲の低音を支える大事なパートです。テクノやEDMなど機械的な音楽はベタ打ちでもグルーヴは出せますが、バンドサウンドになるとある程度の打ち込み技術が必要になります。
この記事では具体的なベースの打ち込み方について解説します。
STEP1.ルートを打ち込もう!
まずはコードのルート音を打ち込んでみて下さい。ルートとは、コードの根っこの部分の音です。
Cならド、Eならミですし、
CもCmもCM7もルート音はドです。
ルートさえ外さなければベースの打ち込みはとりあえずオッケーです!次のステップに進みます。
STEP2.ベースでグルーヴを出そう!
ベースは低音を支えるだけでなく、ドラムとシンクロして曲のグルーヴ感を出すことも大切です。ベースのグルーヴの出し方はベロシティと音の長さを調節することで表現していきます。
ベロシティ
曲のアクセントになる部分のベロシティを上げ、逆にアクセントにならない部分を下げることでメリハリを出していきます。
音の長さ
音の長さを変えることでもグルーヴは出せます。例えば、アクセントのない部分のベース音を極端に短くすることで、ベースのミュートを表現できます。ドラムのゴーストノートのようにこのミュート音を足していくだけでベタ打ちとは思えない本格的な打ち込みになります。
大切なのはドラムの出したいグルーヴを意識して打ち込むことです。
- アクセントはどこなのか
- 曲は跳ねた方がいいのか
- リズムはくっていないか
などなど、曲のノリを感じながら打ち込んでみて下さい。ここまでできればDTM初心者は卒業です!
↑こんな感じにメリハリがつくと理想です!
STEP3.ルート以外を打ち込んでみよう!
冒頭ではルートのみを打ち込んでもらいましたが、ある程度グルーヴが掴めてきたらルートを外してみましょう。具体的には、オンコードとベースラインのマスターです。どっちも感覚でできるのでそんなに難しく考えなくても大丈夫です。
オンコード
オンコードは分数コードとも言われており、実際のコードと別のルート音を弾くことでコードワークに広がりを持たせる手法です。細かいルールは覚えていると面倒なのでとりあえず試してみるのがおすすめです。音が徐々に加工したり上昇したりするようなキレイな進行を心がけるとうまく行くことが多いです。
ベースライン
ベースラインは、ベースのメロディです。ここぞという時にメロディを弾くことでかっこいいベースになります。サビに行く直前など、一気に盛り上がる時に駆け巡るのがおすすめです。
ベースラインとオンコードはスケールさえ外さなければだいたいうまく行くので、思うままにかっこいいフレージングをしてみて下さい。