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効果音のノイズをカットする方法

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効果音を実際に録音する場合、最初に立ちはだかる壁がノイズです。例えば外で鳥の鳴き声やガヤなどを録音すると、『サーっ』という不要なノイズが入ってしまいます。こういった音を取り除くためにどういった処理をすべきなのかをご紹介します。

録音前にすべきこと

1.マイクを近づける

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録音する際はなるべくマイクを近づけて録るようにしましょう。ノイズが減るのはもちろんのこと、狙った音源にマイクを近づけるほど欲しい音源とノイズを分離させて録音することができます。

2.ノイズと逆にマイクを向ける

エアコンの音などノイズの正体がわかっている場合、ノイズと逆向きにマイクを向けて録音することでかなりノイズを減らすことができます。ただし、コンデンサーマイクなどの方向性が定められないないものを使用するとあまり効果がありませんのでご注意下さい。

3.ガンマイクを使う

ガンマイクとは、狙った音だけを録音するために使われる専用のマイクです。テレビの街頭インタビューや効果音を録音する時に重宝します。余裕のある方は1つもっていると便利です。

おすすめのガンマイクはこちら↓

 

狙った音だけを録れるのはもちろんですが、音質がクリアなので販売目的の方には特におすすめです。プロの現場でも使われる定番なガンマイクです。

録音後の処理について

1.イコライザーをいじる

イコライザーを開き、ノイズがなっている帯域を集中的にカットする方法です。コツはピンポイントで帯域をカットすること。ローカットのようにバッサリ音を切ってしまうと狙った音の音色も変わってしまうので質が下がってしまいます。

また、前述した様な『サーッ』という環境音は割と全帯域でなっていることが多いので、イコライザーで処理しきれないケースもあります。

2.ノイズプロファイルを使う

そんな時に使いたいのがノイズプロファイルというプラグインです。このプラグインはノイズの波形のみをカットすることができるため、全帯域でなっているノイズもきれいにカットすることができます。

使い方もシンプルです。

1.ノイズ部分の波形のみを選択する。

2.選択後、ノイズプロファイルを音源全体にかける。

たったこれだけです。

ただし、最初にノイズを選択する時に狙った音の波形が少しでも入っていると狙った音源もカットしてしまう恐れがあるので注意しましょう。

ノイズプロファイルは無料でダウンロードできるものもあるので、ぜひ試してみて下さい。 

audacity』というフリーソフトが使いやすいです!

まとめ

いかがでしたでしょうか?写真を撮りにいくような感覚で効果音を探しに散歩するのも楽しそうですね☆

音の素材はエフェクト次第で魔法などの架空の音作りもできます。ぜひ色んな音に耳を傾けてみて下さい。

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