家用の小型アンプでここ数年No.1を維持し続けているヤマハのTHRシリーズ。実際に弾いてみたので徹底的にレビューしてみたいと思います。
小型なのに音がいい!
小型アンプはスピーカーが小さいので音がこもったりして質が落ちるのが鉄則でしたが、THR10に関してはそのへんは全く感じなかったです。アンプシミュレーター特有のデジタルくささも無く気持ちよく演奏できます。
ただやっぱり買うならTHR5ではなくTHR10の方がおすすめです。値段の格差を見ても音質の違いやバリエーションが全然違うので10の方が絶対にお得です。
歪みが気持ちいい
音で特に特筆したいのがハイゲインです。マーシャルの直アンプのようなウォーミーで厚みのある音色が入っています。メタルでも全然いけますね。ちなみにTHR10Xという歪みに特化したメタル専用のアンプも出ていますが、僕はTHR10の中に入ってる歪みの方が太くて好きでした。
もちろんクリーンもきれいです。フェンダーほどではないですがカッティングも気持ちよく弾けます。
オーディオインターフェースになる
ここからがDTMや作曲をしたい人にTHRをおすすめする本題になります。なんとTHRはUSB端子がついていてオーディオインターフェースの代わりになります。DAWソフトさえあればTHRの音をそのまま録音することができるわけです。
僕はDAW用のアンプシミュレーター(Guitar RIgとか)はデジタル臭くて敬遠していたんですが、このアンプがあれば解消されそうです。コンパクトなのでDTMの制作環境に簡単に組み込めるしオシャレです。
ちなみにスイッチを入れるとアンプから赤っぽいランプがつくので夜とかほんとおしゃれですよ。癒されます。
アンプを買えばその日に曲が作れる
THRを買うとcubaseの簡易ソフトが付属されているのですぐに作曲を始めることができます。 簡易ソフトといえどトラック数も充分にあるのでバンドのギタリストとかにはもってこいです。
エフェクターが増える
パソコンと接続することで音色を増やせます。バリエーションが広げられるのでほんとにDAW向けに作られたアンプだと思っていいと思います。
総評
とにかくコンパクトで音がいいので宅録向けには最適のアンプだと思います。僕は持っていたアンプを売ってTHR10を購入したら部屋がスッキリしました。
THR10IIもきっといいはず!