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楽曲コンペでどんな選考がされているのか聞いてみた

こんにちは!

最近、音楽制作会社に務める友達と会う機会があったので、実際にコンペに出した曲はどのような聞き方をされているのか聞いてみました。

『別に秘密にする話でもないから』といっていたのでブログでシェアしたいと思います。

ただ、制作会社によって聞き方は様々らしいので、『こんな感じなんだー』ぐらいに思って下さい。この記事でコンペに受かりやすい方法のヒントを見つけてくれればと思います。

僕が気になったことをまとめてみました。

ぶっちゃけ全部聞いてるの?

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コンペに送られてきた曲は基本的に全部聞いているそうです。よく『最初の5秒で飛ばすから作曲家はイントロに全てをかけろ!』なんて言われますが、そんなことはないみたいです。

何百曲あろうと全部しっかり聞いて評価をつけてくといっていました。

クオリティは見るの?

コンペの曲は基本的に採用されたらサウンドエンジニアやアレンジャーが曲を一から作り直します。そのため曲のクオリティよりアイデアを重視するという声もありますが、実際に曲のクオリティはけっこう重要らしいのです。

もちろんアイデア重視なのは間違いないんですが、かなりの曲を聴きこむためミックスがしっかりしていた方が耳に残りやすくコンペに通りやすいんですって。

プラグインを買った方がいい

最近のプラグインはリアルでクリアな音が多いので、お金さえかければプロ仕様の曲を作れる時代になりました。ミックスの技術を伸ばすことも大事ですが、早い話良いプラグインを使って曲を提出した方がコンペには通りやすいようです。

仮歌は必ず入れるべき

歌に関してですが、こちらも仮歌は入れておかないとコンペに通りづらいそうです。シンセのガイドメロディや『ららら〜』と歌うよりは、しっかり歌詞を作って聞かせる努力をしないとほぼ通らないとのこと。最近は仮歌専属のボーカリストさんがたくさんいるぐらいなので、もはや必須事項ですね。

何回もチャレンジしていると効果ある?

何度もトライしていると『頑張ってるなー』って思われて採用されるケースがあるのか聞いてみましたが、友人曰く『量は問題じゃない』そうです。

むしろ作家の名前を見ると変な先入観が入るので何も見ないで聞くと言っていました。数打ちゃ当たるわけではないんですね。

まとめ

聞いた限りだとプラグインを増やして音源を充実させつつ奇抜なアイデアを持っていくのが重要なのかなーと思いました。ただコンペってビッグネームになるほど指定がかなり細かいのでオリジナリティをどうやって組み込んでいくかがカギになりそうですね。

何にせよ視聴者を驚かせてやろうという気概は大切だと思います。

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