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バンドマンがコスパよくハイクオリティの音源を作る方法(ベース編)

僕はベースに関しては『低音が出てればいいかなー』と思っていた時期があって、バンドサウンドの曲もほとんど打ち込みでやっていたのですが、ベースを弾ける人がいるなら絶対に生音をレコーディングすることをおすすめします。

音の住み分けをして生のベースがしっかり聞こえる処理をすればリアルさが増して素人っぽさが一気になくなります。

特にジャズやファンクなどベースが主役になれるようなジャンルになるとギターと同じぐらい打ち込みが難しくなります。

この記事では、ベースを弾けることを前提に宅録できれいに録音する方法をご紹介します。

ベースをリアルに打ち込む方法に関してはこちらの記事をどうぞ↓

takuroq.hatenablog.com

ベースの音作り

1.トーンは絞りすぎない

ベースはトーンの調節で音質を調整しますが、宅録の場合トーンを絞りすぎるのは控えた方がいいです。理由は2つあります。

1つ目は、トーンが少ないとミックスをした時に抜けが悪くなるためです。

ベース単体で聞くとかっこいい音、気に入った音であっても他の音色と混ぜると聞こえにくくなってしまうことがよくあります。ベースが支えている低域は音像がぼやける傾向があるため特に注意が必要です。トーンを絞りすぎたことによって曲全体がボヤけてしまう恐れもあります。

2つ目は、ミックスが出来なくなってしまう点です。トーンを絞った音を録音したとして、後でEQ処理をしても絞った分のトーンは取り戻すことができません。逆にトーンを明るくしてから後でミックスで絞ることは可能なので、ミックスした後のベースの音がどんなものかが見えていない場合、とりあえずトーン全開でレコーディングするのもありだと思います。

2.コンプレッサーをかける

 ベースは音のメリハリをつけるためにもコンプレッサーをかけた方がおすすめです。コンパクトエフェクターやDIなど、好みのコンプがあるならオーディオインターフェースの間に差し込んでかけ録りするのも全然ありだと思います。

もちろん後でコンプレッサーをかけて調節するのもOKです。

コンプレッサーは基本的に音量を整えるものですが、ギターやベースに関しては音質をパキパキさせる目的で使用することも多いです。パキパキの音でスラップベースを弾くとよりパーカッシブになったりするので、音質に関してもこだわりを持ってコンプをかけられるといいと思います。

おすすめのベース用定番エフェクター

最後にベース用のおすすめのエフェクターをご紹介します。

SANSAMP DRIVER DI V2

ベースではど定番となっているDIです。『通すだけでサンズの音になる』と言われるほど特徴があります。これが一台あるだけで抜けが断然よくなるので、DTM場でのミックスが苦手な人はDIで音作りをするのがおすすめです。

ちなみにサンズアンプは長年ミドルレンジがないことがデメリットとしてあげられていましたが、新モデルについにミドルのつまみが追加されました。もう最強です。

bc1x 

BOSSの定番のベース用コンプレッサーです。ベースに特化しているため効きが良く、初心者でも違いがわかるほど音色をコントロールすることができます。

それでいてナチュラルに潰れていってくれるので扱いやすさも僕の中ではナンバーワンです。

 

これらは宅録だけでなくライブでも大活躍してくれる必須アイテムです。定番でありながらコストもそこまでかからないのでおすすめです! 

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