DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

バンドマンがコスパよくハイクオリティの音源を作る方法(宅録編)

バンドマンがコスパよく曲を乱発するには宅録DTM)の知識が必要不可欠な時代になりました。

バンドマンがプロクオリティの曲を作るためにあると便利かつコスパのいい商品をご紹介します。

また、質のいい音源を作るための簡単なミックス手順も合わせてご紹介します。

バンドサウンドのミックスの仕方

1.ミックスの順番

通常レコーディングは、ドラム→ベース→ギター→上物(キーボードやギターソロなど)→ボーカルの順番で行います。

リズムを安定させてからメロディを乗せるのが1番効率がいいため、例えばギターがリズム系のバッキングならばベースより先にとってもいいと思います。

個人差はあると思うので正解はありませんが、僕はミックスする時はこの順番です。

この順番でそれぞれのミックスの手順をご紹介します。

1.ドラム

ドラムはパラアウト(キック、スネア、ハットなどを全て別トラックに分解する)してから1つずつミックスしていきます。僕の場合キックの音が-12dbぐらいになるように設定してから他の音を足していきます。全部の音を調整した時にキックをこの基準にしておくとちょうどよくなるんです。

キックにもいろんな種類があるのでこれも必ずやらなければいけないことではありません。

takuroq.hatenablog.com

2.ベース

ドラムの音量を一通り合わせたらベースを入れます。僕の場合コンプをきつめにかけてEQで少しハイを持ち上げます。抜けがよくなるので。

takuroq.hatenablog.com

3.ギター

バンドサウンドのかなめはギターです。ギターがないとスカスカになってしまうので、僕は最低でも2トラックは使います。スリーピースバンドであっても、充分な音圧を得るために二回弾いたりすることもあります。

takuroq.hatenablog.com

4.ウワモノ

キーボードやギターソロなど、ウワモノを乗せる場合ですが、曲の中であまり使われていない帯域を狙って入れることが多いです。例えばストリングスを入れる時は他の帯域とかぶらないところで和音を鳴らしたり、EQ処理をして音質を変えたりします。こうすることで後で音圧を稼いだり、音像を埋もれさせることなくウワモノを聞かせることができます。

5.ボーカル

 ボーカルは1番感情に左右されるパートなので、オケがしっかり完成してから入れるようにしています。注意したいのは、エフェクトをかけすぎないことです。コーラスやダブリングをかけるとある程度ごまかしが聞きますが、かけすぎると返って素人臭い印象を与えがちです。狙ってやらないかぎりはうっすらかけるぐらいがちょうどいいと思ってもらっていいと思います。

takuroq.hatenablog.com

 一気にプロクオリティになる裏技

このような手順を踏みつつ、EQによる帯域の住み分けや、コンプを利用して音を整えていきますが、いくら楽器がうまくても最初はミックスにかなり苦戦すると思います。そこでおすすめなのがこちらのプラグイン

 これ、ほんとに刺すだけでプロっぽい音源に化けます。ギター用、ドラム用、ボーカル用と言った具合に分かれているので演奏に時間を割きたい方には手っ取り早いのでかなりおすすめです。

ミックスもしっかり学びたい方には、こちらの商品がおすすめです。↓

 ルネッサンスシリーズは効きがいい上にナチュラルに変化してくれるのでかなり重宝できます。挿すだけで音質もびっくりするぐらい向上するのでミックスに苦手意識が強い人でも楽しくなると思います。僕がそうでした!

 

ミックスプラグインは敬遠されがちですが、付属のEQやコンプを使うよりずっと音質がよくなります。けっこう勉強したけどミックスがうまくいかない人はプラグインを足してみることをおすすめします。世界が開けると思います!

スポンサーリンク