DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

作曲家の専門学校に通うメリットとデメリット

こんにちは。

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僕は作曲関連の専門学校を出ています。どこを出たのかは詳しく書けませんが、これから専門に通うか悩んでいる人に向けて専門学校のメリットとデメリットをご紹介します。専門に通うに当たって気になるであろう質問をまとめてみました。

1.音楽経験がないけど大丈夫?

僕の専門学校では音楽理論からDTMの基礎、操作の仕方までみっちり授業が入っていたので経験がなくともやる気があれば問題ないと思います。

ただし、もともとDTMをかじっていたり、バンドで作曲をしていた人なども一緒になってレッスンを受けるので、最初は提出物(曲のデータなど)のクオリティにかなりの差が出ます。

また、全くの未経験の人は辞めてしまう人ややる気の出ない人もけっこういました。単純に専門的な知識を学んでから音楽をやりたいかどうか考えているためだと思うので、ある程度音楽経験を積んでみて

  • 楽しいか
  • 自分に向いているのか
  • 本当に音楽一本で人生かけたいのか

を考えることが大切だと思います。バンドを始めるほど大それたことではなく、楽器を練習してみるとかケータイで簡単な作曲に挑戦してみるとかでいいと思います。

2.就職先は保証されるのか?

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1番気になるのはここだと思うのですが、僕の通った専門学校に関しては残念ながらありませんでした。

『就職率90%!!』とか唄ってる学校もありますが間に受けない方がいいです。

実際僕の通った専門学校では就職率100%を宣伝文句にしていましたが、音楽関係の職につけなかった人は音楽とは無縁のサラリーマンの就活を押し付けられます。

当時は『こんなの詐欺だ』と思っていましたが今思えば世の中そういうものだと思います。

さすがに専門学校の校長先生がテレビに出て『みんな頑張れる環境を作っているから100%就職できちゃうんです!!』とか言っていた時はイラッとしましたが。。。

音楽の就職は狭き門

音楽でサラリーマンをやるにはサウンドクリエイターやサウンドエンジニアになることが一般的です。

ですが、この業種は、イラストやロボット学、声優さんなどその他の夢のある仕事と比べると募集が圧倒的に少ないんです。

就職はかなり厳しいと考えた方がいいかもしれません。

実際僕のクラスでサウンドクリエイターになれたのは一人だけでした。その一人も外国人でズバ抜けてセンスがあった人です。すでに学生時代からプロクオリティのアイデアとミックスができる人でした。

音楽の専門なんて行かない方がいいのか?

職にありつけないのならわざわざ専門に通う意味はないのかと思うかもしれませんが、僕は通ってよかったと思っています。

実際に専門時代の知識を活かすことで幅広い作曲に目を向けるようになれたり、フリーで音楽をやろうという道を切り開くことができました。

もちろん就職できれば安定と夢を両方得ることが出来ますが、就職せずともなんとか食べて行くこともできるんです!

そのあたりの踏ん切りがつく人は専門学校でスキルを磨くのもいいのではないかと思います。

 

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