ファミコン時代のBGMは8bitしか使えなかったので音がとってもチープです。今でこそゲーム音楽はフルオーケストラを使うなどハリウッド映画ばりにお金をかけられるようになりましたが、昔は少ない容量でシンセサイザーの音を加工して作っていました。
そんなファミコン時代のBGMですが、その懐かしい音色からチップチューンと呼ばれブームを巻き起こしています。
この記事では、チップチューンを作る方法と、おすすめのプラグインをご紹介します。
チップチューンの作り方
プラグインをダウンロードする前に、チップチューンを作る基礎的な知識を頭に入れておきましょう。
ファミコンの音源は、3つのシンセサイザーの音を加工して作られています。
1.スクエアー
方形波とも言います。ピコピコといえばまさにこの音です。メインメロディで使われます。
2.トライアングル
その名の通り三角波です。少し困った音なのでベースラインなど低域の音に使われます。
3.ノイズ
ノイズを使ってビームや打撃音を作ります。この音を聞くだけで気持ちいいと感じるかも!?
4.パルス波(補足)
パルス波は音色を変える時に使うパラメーターの1つです。ローとハイの比率を決める設定なのですが、25%と12.5%のどちらかにすると覚えておけば問題ありません。このパーセンテージがファミコンのピコピコ音源になります。
チップチューンの無料プラグイン
内容が把握できたところで無料でピコピコ音を作れる便利なプラグインをご紹介します。
Magical 8bit Plug
チップチューンでかなり有名なプラグインです。代表的なチップチューンの音が入っているのと、スウィープやピッチベンド機能が搭載されているため、これ1つあればチップチューンは作れちゃいます。
何よりも当時の解像度の限界を意識した音作りがなされているのが特徴です。本当にリアルな昔ながらの音を再現してくれます。
NINTENDO VST
こちらはファミコン音源がやっていたことを余すところなく再現できるプラグインです。ポルタメントやレガートなど他のプラグインと比べてダントツに自由度が高く作り込みが可能です。初心者の方にはちょっと分かりづらいかも!?
triforce
こちらのプラグインは任天堂のゲームで流れるBGMを再現したプリセットが詰まっているプラグインです。音作りが苦手な方はこちらが向いていると思います。音色を選択するだけで簡単にチップチューンを作ることができます。
まとめ
チップチューンは、生音と混ぜたり、既存曲をカバーするなど面白い実験がたくさんできるのも魅力のひとつです。
また。結構需要があるのは事実らしいので僕も個人的に手を出していきたいと思っています。簡単に作れるのに人気があるのでクリエイターさんはマネタイズするのに便利かもしれませんね。
オーディオストック等に登録していこうと思うので、売り上げが出るようでしたら改めてご紹介したいと思います。