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読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析98 Green Day - American Idiot

 

takuroq.hatenablog.com

American Idiot

 

こんにちは、スガノです。

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本日はグリーンデイの『アメリカンイディオット』のコード進行をご紹介いたします。

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

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Green Day - Amarican Idiot

www.youtube.com

 

最近、僕の中で何故かこの曲が鳴り止みません。時々こういうことが起こります。トクマルシューゴの時もそうでしたが、何故か一昔前にちょっと聞いたことがある程度の曲がある瞬間から突然頭から離れなくなります。

しかし、グリーンデイは曲がキャッチーで覚えやすいのも良いのですが、ライブパフォーマンスが超秀逸ですよね。パンク系のアーティストはライブは雑なことが多いイメージがあるのですが(というかまあブリンク182のせいですが…)、このバンドはライブも完璧ですよね。特にビリージョーがギターをかき鳴らしながら歌っている姿は理屈抜きでかっこいいっす…

ドラムとベースの安定感もバッチリですし、そこまでテクニカルな演奏も無く当たり前のことをしっかりとやっている印象で、個人的に非常に好きです。楽器やってる人間ってさ、小難しいことやりたがる習性あるじゃないすか。まともにルート弾きもできないくせにスラップだのウネウネ動きたがるベーシストとか、まともにエイトビートも叩けないくせにフィルインの練習ばっかやってるドラマーとか。そういう人たちには是非グリーンデイの曲をコピーしていただいて自分らの下手さを再確認して頂きたいもんです。

 

そん話はさておき、今日はこの曲のサビのコード進行をご紹介いたします。

 

(Ⅳ) - (Ⅰ) - (Ⅴ) - (Ⅰ)

カッコ内が1小節とお考えください。

この曲では特にダイアトニックコード以外のコードは使われていません。メインのリフの中で同主調のコードである♭Ⅶが一瞬鳴りますが、あれはリフなので除外。

Ⅳ始まりのコード進行はやや哀愁のある印象になりやすいのですが、ⅣからⅠに進行した場合にはそこまで物悲しさを感じさせるコード進行にはならないです。しかもこの曲の場合にはパワーコード(1度と完全5度のみのコード)のみのバッキングなので、よりシンプルで疾走感のある曲になっています。

最近の曲(特に楽曲をコンペ募集するようなアーティストの曲)は例えゴリゴリのロックだとしても何かしらの捻りを加えて曲に個性を出さなければならないので、こういうシンプルな曲を仕事で作る機会はほぼ無いのですが、たまに難しいことを考えずにパワーコードを鳴らしまくる曲を作ってみると結構ストレス解消になったりします(グリーンデイ並みのかっこいい曲が作れるとは言ってない)。

 

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