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脱ダイアトニックコードで作曲の幅を広げる!!

こんにちは!

僕はロック畑の人間なのでほぼダイアトニックコードしか使っていなかったのですが、作曲の仕事をすると決めた時に曲のバリエーションに限界を感じダイアトニックコードを外す手法を勉強しました。

PUNKやROCK、簡単なJPOPでしたらダイアトニックコードにセブンスをたまに足すだけでなんとかなるのですが、R &BやJAZZよりのおしゃれな音楽なんかになるとダイアトニックを外す必要性が出てくると思います。

そこで今回はダイアトニックコードを外す手法を具体的にいくつかご紹介していきたいと思います。実際にコードを弾いてみて使えそうでしたらどんどん取り入れてみてください。

具体的なコード進行

1.F→Fm→C

Fmが外している部分になります。弾いてみるとわかると思いますがけっこうよくでてきます。こちらのコード進行を使うと、曲の終わりが壮大になります。Cのトニックに行く前にズッコケておくことで最後のCのおしまい感がすごく出ます。

2.C→E→F→G

EmをEにします。普通のコード進行の中でちょっと外すことで不思議と感情表現豊かないい感じの曲になります。スイカに塩をかけるとなぜか甘くなる感じに似てます。Eけっこうどこでも使えるので、自分の好きなコード進行に混ぜてみると面白いかもしれません!

3.C→C7→Am→G

Cmaj7をC7に変えます。このコード進行は、ベース音が下降して行くように弾くとかっこいいので、ベースをド、シ♭、ラ、ソと下げていくのがおすすめです。

4.F→G→G♯→A♯

後半の二つのコードが外れてます。種明かしをすると、後半から半音転調しているだけです。ディグリーコードで表すならⅣ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅴです。グッと盛り上がるイメージがあるので、サビに入る前に入れると臨場感が出ます。その上サビでキーを戻しても違和感がありません。僕はよくロック系の音楽で使います。

5.Am→A♭dim→G→G♭dim

こちらも下降フレーズです。ベース音を半音ずつ下降させていくことで悲しい雰囲気が作り出せます。この手法は、逆にベース音を上げていってもいいですし、どこのコードから始めてもいいのでぜひ色々試してみて欲しいです。僕はサビの2回し目の頭などで変化をつけるのに使うことが多いです。けっこう破壊力があるので曲にパンチを効かせたい時におすすめです!

 

脱ダイアトニックコードの極意!!

他にも色々な具体例がありますが、脱ダイアトニックは、そもそもルールから外れることで効果を出すものなので基本的に外し方は自由です!自分で好きな飛び出し方を探すのが作曲の幅を広げるのに1番の近道になると思います。そこで、脱ダイアトニックのコツをいくつかご紹介してみます。

1.メジャーとマイナーをひっくり返せ!!

これ、ほんとどこでもできます!試しにいろんなところでメジャーとマイナーを反転させてみてください。面白い効果が出ます!

2.クリシェをガンガン入れてみよ!!

クリシェとは、ベース音が半音ずつ下がっていったり、トップの音が半音ずつ上がっていく手法です。これをたまに入れてみることで、コードの名称を意識せずとも半音ずらすだけでおしゃれに外せます。試しにCを弾きながら、トップのソの音だけを半音ずつ上げてみてください。(ソ→ソ♯→ラ)どんどんテンションが上がっていって

ばかっぽくなります。

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3.転調しまくれーい!!

転調しまくってコードをどんどん外していきます。AメロBメロの単位で転調するとワールドミュージックっぽくなりますし、部分的に転調すると菅野よう子みたいな高度な曲を作れるようになります。(センス必須、僕はわりとめちゃくちゃになります。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?似たような曲ばかりできてしまうとお悩みの方は、この記事を参考にしてくれたら幸いです。

 

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