こんにちは!
皆さん【デジロック】ってジャンルはご存知でしょうか?
シンセサイザーやビートを多用した打ち込み満載のロックミュージックです。
例えばこんな感じ↓
バンドサウンドの持つ攻撃的なグルーヴ感と打ち込みによる機械的な印象が人気のジャンルです。
今日はデジロックの簡単な作り方や、かっこよくするコツをご紹介します。
デジロックは需要が高い
僕はフリーで作曲の仕事をしていますが、言い方はどうあれ、デジロック系のご依頼はすごく多いです。
例えばボーカロイド。
初音ミク】 オリジナル曲:shadow of the temptation 【デジロック】
ボカロでロックな曲ってなるとたいていデジロック風のサウンドを希望される方が多いです。
アニメの主題歌なども思いっきりギターを歪ませた打ち込み主体の曲が目立ちます。
ついでに言うとゲームでも多用されることが多いです。
龍が如く5 OST 「The Battle For Dream」
アクションものは特にデジロック風の音源がしばしば登場します。これから作曲で食べて行く人は避けて通れないジャンルとも言えそうなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
デジロックの作り方
1.ビートを多用する。
デジロックをデジロックらしく聴かせる一番のポイントはビートです。1から自分で作るのもありですが、時間がかかる上にセンスが問われます。
なので基本的にビートのループ音源を探してきて混ぜちゃいましょう!混ぜるコツは、ループ音源の際立つ帯域を意識することです。
例えば低域が聴いたドスドスしたビートを使った場合、2つ目のビートは高域がメインのシャカシャカしてるビートを使います。
こうして帯域の住み分けを行うことで、うまくビートをまぜることができます。
僕は4種類ぐらいのビートを混ぜます。
2.ギターの波形を切りまくる。
デジロックは歪んだギターのバッキングリフが必要不可欠です。なるべくギターを弾くか、クオリティの高いギター音源を使うと良いと思います。
そして、録音したギターのいらない部分を全て切りましょう!
コツは幅が小さくても無音部分の波形を全て切ることです。ギターの音が不自然に急に途切れるので、機械らしさが強調されます。
少々面倒な作業ですが、これをやるだけでグッとデジタルな雰囲気が作れます!
3.シンセは常に鳴らす。
シンセサイザーは、メインのメロディ以外でも使います。曲全体に薄くかけてあげることで曲のイメージがデジタルになるのでぜひ試してみて下さい。
音色選びのコツは、個人的にかっこいいと思うものより、曲によく混ざるものを選ぶことです。この辺はそれぞれのセンスにもよるので、しっくり来るものを試してみて下さい。
また、spreaderなどを使って全体的に鳴る工夫をするとまとまりが出ると思います。
さいごに
いかがでしたか?うまくいかないなーって人はぜひ試してみて下さい。
かっこいいデジロックを作る一番の骨は、かっこいいギターリフを作れるかどうかにかかっています。
かっこいいリフを作れるようになる一番の近道は、その手の音楽を聴きまくることでインプットを増やすことです。
次回、リフがかっこいいおすすめの音源を何点かご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでは!