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意外と簡単!なんちゃってクラシックを作曲する方法

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こんにちは!

今日はクラシック音楽の作り方についてお話します。クラシックは色々な音が別々にメロディを奏でるので作曲に手間がかかる上に難しい印象があります。

さらにはコード進行やスケールといったものとは別の和声という独自の理論を習得しないと作れないという破天荒ぶり!!

今回は専門時代に教わったとある方法を使ってクラシックを簡単に作る作曲法をお伝えします。

理論を無視する!!

ズバリ結果から言わせていただくとコレに尽きます。コード進行や和声、スケール等ややこしくなるので完全に無視します。

クラシックにおけるコード進行

クラシックは楽器ごとにそれぞれ別々のメロディを独立して並べた音楽です。その中で重複する音がハーモニーとなり曲の雰囲気を出します。このハーモニーこそがクラシックにおけるコードです。

このクラシックのコード(ハーモニー)進行を暗記しておこうと考えても、音楽理論とは全く別の作り込み方をしているので、曲ごとにおかしなコード進行ばかり出てきます。

そのためクラシックを理論で攻めようとするとかなりしんどいので止めた方が良いと思います。

逆にクラシックから変わったコード進行を見つけてPOPSなどに利用するのはありだと思います。

やってみるとけっこう楽しいですし新しいモノを作るきっかけになります!!

クラシックにおける和声

和声を覚えておけばクラシックは簡単に作れるようになりますが、クラシック専門の作曲家でない限り必要がないと思います。

全ての曲がクラシックっぽい荘厳な感じになってしまいますし、個人的意見ですが和声を覚えるぐらいなら理論を突き詰めてJAZZで遊ぶ方が断然有意義だと思います。

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フィーリングでいこう!!

さて、『じゃあどうやって作るの?』って話になると思うんですが、フィーリングで作りましょう!!

具体的にご説明します。

1.クラシックっぽいフレーズを作る。

まず、バイオリンなどでクラシック感満載のフレーズを用意して下さい。思いつかなかったらバロック音楽で検索してそれっぽいのをパクリましょう!

2.サブフレーズを作る。

次に、ビオラなど別の楽器を使って全く異なるフレーズを作ります。この時注意しなければならないことは、メインフレーズと音がぶつからない様に配慮すること。

同時に二つ鳴らして不協和音が出たらそこだけmidiをピッといじって違和感をなくします。

3.サブフレーズを4個ぐらい作る。

サブフレーズを『2』の方法で3、4個作ります。だんだんフレーズが思いつかなくなったりかぶってくるので、伸ばす系と動く系に分ける等工夫してバラエティ豊かに作り込んで行きます。

4.ベースを入れる。

ここまでくるとなんとなくコード感が見えて来るので、感性に従って自分が作ったフレーズの固まりにベース音を入れて行きましょう!!

これでだいたいクラシックっぽい曲になって来ると思います。

5.装飾する。

最後にスネアやティンパニ、グロッケンなどで装飾を加えます。派手になったら完成です!!

まとめ

いかがですか?この方法で作曲するとなんとなくクラシック音楽が作れます。興味のある方はぜひ試してみて下さい。けっこう楽しいのでハマります。笑

余談ですが、ハリウッドなどのフルオーケストラを作りたい場合は、音楽理論を駆使してコードから作り込む方が楽です。

今日の手法は、中世音楽などのバリバリクラシックな曲を作りたい時に使ってみて下さい。

それでは!!

 

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