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生音録音のススメ⑧低音録音用のダイナミックマイク

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こんにちは。

前回は中音域用のダイナミックマイクに関して書きました。折角なので低音用についても少し詳しく書きたいと思います。

 

低音録音用のダイナミックマイク

これはまあ説明不要かと思いますが、低音楽器の音を拾う為のマイクです。技術的なことは正直良く分かりませんが、でかくてゴツいマイクが多いです。

代表的なものはエレクトロボイスのRE20やシュアーのBETA52A、ゼンハイザーのMD421などがあります(型番はちょっとうろ覚え…)。

RE20はいかにも低音がしっかり拾えそうなゴツい外見ですが、ラジオ等で使われることも良くあるそうで、結構オールマイティなマイクだったりします。ボーカルのレコーディングでも使えます。

 

SHURE(シュアー)BETA52A

 

【国内正規品】SHURE  ダイナミック マイクロフォン BETA52A

 

 

シュアーのBETA52Aに関しては本当に低音用のマイクと言った感じで、バスドラムやベースの録音用として考えておいた方が良さそうです。一度これでボーカルを録ろうと試みた事がありましたが、やはり得意な帯域以外は苦手なようです(具体的に言うと、ボーカルの帯域の感度が悪い為、その分プリアンプ側で音量を上げなければならず、ノイズが乗りやすい)。

 

SENNHEISERゼンハイザー)MD421

SENNHEISER MD 421-II ダイナミックマイク (ゼンハイザー)

ゼンハイザーのMD421は独特なシェイプが特徴のマイクで、通称クジラと呼ばれています。正直最初の何年かは正式な型名を知らなかったです。

性能の特徴としては、このMD421は純然たる低音用のマイクというよりは中低音用のマイクだという点です。タムやベースギターの録音に使われる事が多いです。バスドラム用のマイクとしても勿論使えなくは無いのですが、上記の2機種があればそれを使う方が賢明です。

僕はやったことは無いのですが、ボーカル用のマイクとして使われることもあるようです。個人的にはボーカルマイクとしてはダサいのであまりオススメはしませんが、音質面では全く問題はなさそうです。

 

まとめ

ダイナミックマイクを使う上で最も大事なのは、録りたい音に対して適切なマイク選びをすることです。ゴッパチやゴーナナでバスドラムの音を取ろうとしても、とてもチープな音になりますし(音作りとして敢えてやるというのであれば話は別。全トラックゴッパチのみで全力で高音質を目指すというのも面白いかもしれません。僕はそいういうのは好きです笑)、クジラでハイハットの音を取ろうとしても別の楽器の音のようになってしまうでしょう。

また、ダイナミックマイクコンデンサーマイクと組み合わせて使うと非常に効果的ですので、その辺に関してはまた次の機会に書きたいと思います。

 

それでは!

 

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