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オーケストラの作曲を上達させる方法

普通のポップソングなら10トラックぐらいで済むものの、オーケストラの曲は30〜100トラックという膨大な量を作り込んでいきます。 

なかなか手が出しづらいジャンルではありますが、オーケストレーションは難しい反面、いろいろな音色を組み合わせて音色を作ることができる楽しさがあります。

今日は初心者の方向けに、オーケストラの作曲を上達させる方法をご紹介致します。

1.フルスコアを眺めてみる。

自分の好きな曲でかまいません、一度フルオーケストラのスコアを眺めてみましょう。『いろんなところで同じフレーズが出てくるなー』とか、『この勇ましい音はバイオリンとホルンをユニゾンで鳴らしてるのかー』なんて気づきがたくさんあって面白いです。ただボーッと見るのではなく、自分がオーケストラを作るネタ探しと思って眺めて見るのがおすすめです。

ちなみに僕は映画のオケサウンドが大好きなので『STAR WARS』のスコアをずっと参考にしてました。1番『これはすげーっ!』って思ったことは、イントロでものすごい爆発的に盛り上がるのに、アクセントが裏拍になっていたことです。いきなりドカーンと盛り上げたかったら`普通アクセントは頭につけますよね?あの曲は後ろについてるんです!(動画の58秒ぐらい↓)

youtu.be

ほんとにいろんな驚きがあるのでぜひ好きな曲で試してみてください。実際に僕は自分の曲に盛り込むことでかなり上達しました。

2.同じフレーズで1曲仕上げる。

オーケストラって実は同じテーマを繰り返しいろんな形で表現していることが多いです。テーマはメロディが主流ですが、ターミネーターの『ダダンダンダダン!!』みたいなリズムだけのものも立派なテーマです。

そして、この手法で曲を作ることはオーケストレーションを上達させるのにとても便利です。短いテーマを一つ決めて、それを繰り返すことで1曲仕上げるため、いろんな変化をつけていかないと一曲もちません。同じテーマでも音色を変えてみたり、コード進行を変えてみたりすることで試行錯誤しながら1曲に仕上げて行きます。これを練習することで、驚くほどオーケストラの表現力がつきます。

メロディは基本スケールを外れなければ如何様にも化けることができるので、同じフレーズで喜怒哀楽を表現してみましょう!

終わりに

とにかくオーケストラは楽器が多いので、上の2つの練習で引き出しを増やして行きましょう。明確な決まりはありませんが、『こうすればこういう音が作れる』という先人の知恵を借りない手はありません。

また、オーケストラはなるべく高価なプラグインを使うことをおすすめします。リアルな音をサンプリングした音で作る方が100倍楽しいです!自分の曲に圧倒されることができます。効果といっても3万を超えればだいぶソフト音源よりリアルになります。一応おすすめを貼っておきますのでご参考にしてみて下さい。

 

 それでは!

 

 

 

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