こんにちは!今回は中国風のBGMの作り方をご紹介します。中国っぽい雰囲気を出すのは実はかなり簡単です!なぜって中国の楽器は他にない独特の音色をしているからです。中国っぽい楽器を使いまくればそれだけで中国風のBGMに化けます。ということでまずは中国の特徴的な音色(楽器)から見ていきましょう!
この楽器を使えば中国のBGMが作れる!
1.二胡
中国っぽさNo.1!!妖艶な響きが特徴の弦楽器です。二胡は2本の弦の間に弓を挟んで弾く楽器で、バイオリンとは違って蛇の皮を使っています。
メインメロディとして使えばどんな曲でも中国風になります。ただし、DAWにもともと入っている二胡の音源はけっこうショボいのです。。。リバーブやコーラスなどをしっかりかけて、曲になじませる工夫をしましょう!
この子かわいいな!
2.琵琶
琵琶(びわ)はアジア系のギターです。音は三味線に近いイメージですね。主に伴奏で使うとそれっぽくなります。和音を鳴らしてもいいですが、個人的にアルペジオで鳴らすのがおすすめ。アクセントのある音符にピッチベンドをかけて『ぺいんっ!』って鳴らすとかなり雰囲気が出ます。
この子かわええー。
3.ドラ
ドラは万国で使われる打楽器です。ハリウッドのオーケストラでもドラは常備されてたりします。そんなマルチなシンバルですが、とても中国らしい響きを持っているのでここぞという時に思いっきり鳴らしましょう。サビの頭に一発入れるだけで曲の印象がガラッと変わります!DAW付属のソフト音源のアジアキットの中を探せばたいてい見つかります!
4.竹笛
篠笛(しのぶえ)の祖先の様な楽器です。フルートの音色をすごくカスれさせた様なイメージです。メインメロディとして使うとちょっと弱いので、オブリガードとして長めに吹くのがおすすめ。発音の頭で音を急上昇させたり、急降下させたりすると竹笛らしさが出ます。こちらはピッチベンドではなく実音でやる(MIDIで直接打ち込む)方がリアルになります。
おお、かわいい。。。
5.ギョ
虎の置物。昔からある中国の楽器で、演奏し終わった後に虎の背中をなでます。中国っぽいBGMが完成したら、心の中でこの置物をなでましょう。やるとやらないとではクオリティが天と地ほど変わります。できれば買って下さい。ちなみに僕はなでません。もちろんどこで売ってるかも知りません。
中国の音階
ズバリ、ペンタトニックスケールです!中国の音階には日本でいうヨナ抜き音階の様なものは存在しません。とにかくペンタトニックを多用すると不思議とアジアンな響きになるのでぜひ試して見て下さい。
中国風のミックス
上述した楽器のみで構成するとDTMで打ち込む場合しょぼくなりがちです。音圧稼ぎにオーケストラ音源やギター(アコギやクリーントーンのエレキギター)を使っておくと重厚感が出ます。パーカッションに関してはなるべくアジアンテイストの打楽器を多用することをおすすめします。迫力に欠けると感じたら隠し味にドラムのキックを入れたりしてもいいと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか?女子十二楽坊とかを聞くと分かりやすいですが、どんな曲でも中国の楽器を使うとそれっぽくなります。
作曲に関してはあまり中国らしさにこだわらず、音色選びを間違えなければ面白い曲が作れるかなと思います。