EQのミックスで脱初心者を目指せ!
EQとは
EQ(イコライザー)は、音の帯域を持ち上げたりカットすることで音質を変えるプラグインです。
例えば低域の音を持ち上げると重低音の音質に、真ん中あたりを持ち上げるとモコモコした厚みのある音に、高域を持ち上げるとキンキンした音になります。
それぞれのトラックに合わせてEQ処理をすることで、楽曲の音質は良くも悪くもなるわけです。
EQをかけることのメリット
イコライザーを使うメリットは主に以下の3点です。
- 音質を調整する。
- 無駄な帯域をカットして音圧を稼ぐ。
- 特殊効果を狙う。
この記事では、音質を調整して楽曲をきれいに聞かせる方法をご紹介します。
楽器別EQのかけ方
ボーカル
ボーカルは人によって声の質が変わるのでこれが正しいと言えるものはないのですが、男性ボーカルの場合は500Hzあたりを少し持ち上げてあげると前に出てくることが多いです。女性の場合1kあたりをあげると抜けがよくなります。
ドラム
キックは50Hzあたりを持ち上げると効果的です。メタルのようなアタック感の強いキックの場合、2kHzあたりのハイを持ち上げるとそれっぽくなります。
スネアは500Hzあたりを持ち上げると埋もれにくいです。
金物系(ハット、シンバル)は言わずもがなハイをブースとしましょう!2〜5kHzあたりです。
ギター、ベース
ギターやベースはDTM上ではあまりEQ処理をしないことが多いです。アンプにそれぞれハイ(TREBLE)、ミドル(MID)、ロー(BASS)のつまみがあるので先に好みの音作りをします。また、ギタリストやベーシストは好みの音を作り上げているケースがほとんどなので、下手にいじると怒られます。(笑)
要点としては、ギターは500あたりを持ち上げるとモコモコして、2〜5Kあたりをあげるとシャッキリします。ベースはあまり弄りませんが、ハイをあげるとアタック感が強くなるのでロック系におすすめです。
ピアノ系
鍵盤楽器はボーカルとかぶらない帯域300Hあたりや700H
を狙って持ち上げると他の楽器を邪魔せずに前に持ってくることができます。
ピアノ主体のバラードの場合はEQ処理はしない方がいいかもしれません。
また、鍵盤楽器に関しては音の幅が極端に広いので、どの帯域を強調したいのかを考えながらMIDIを打ち込むことも大切です。例えばローを押さえたいなら低音を弾かないことが1番いいんです。