(↑1000曲なので千!)
今までバンド活動や作曲の専門学校、サウンドクリエイターとしての仕事などなど、いろんな場面で作曲をして遊んでいたんですが、なんとなく『今までに何曲ぐらい作ったんだろう?』と思うことがあり、ざっくりですがいろんな過去の資料を漁っていたら1000曲は確実に超えてるようでした。
ようやく最近になって作曲に関して切実に思うことがあったので書いてみます。
下書きが全て
といっても書きたいのはこれだけです!
作曲には打ち込みのうまさやミックスの技術、音楽理論の模索などいろんな技術が必要になりますが、1番大事なのは下書きだと思います。
メロディでも曲の雰囲気でも構わないんですが、『こういう曲を作ろう!!』っていう骨組みというか下書きみたいなものがない曲はうまくいかないことが多いです。その時は良いと思っても後で聞くと不思議とつまんない曲に変わってるんです。
逆にかっこいいメロを思いついたり、頭の中で音楽が鳴ってる時に作る曲はうまくいきます。その曲がたとえ技術不足で音圧が全然足りなかったり、音の数やアイデアが詰まっていなくても聞き返すと『かっこいいじゃんこれ!!』ってなります。
創作は全部最初が大事
最近スラムダンクの作者で有名な井上雄彦という漫画家のドキュメントを見てたんですが、この人もネームが全てみたいなことを言ってました。漫画って
下書き→鉛筆のマジ描き→筆入れ
みたいな工程作業が一般的らしいんですが、時間の9割ぐらいを最初の下書きに費やすこともけっこうあるそうです。最初の下書きで失敗するとどんなに上手く描けてもボツにするんだとか。
ファミコン音楽が証明している
昔のゲームの曲っていい曲いっぱいあるじゃないですか。聞けば一発で『なつかしー!!』ってなって何回も聞いちゃうような。でもあのいい曲って3和音とかしょぼい音源ばっかり使ってるものばかりです。それなのにいいなあって思えるのはやっぱり小手先の技術じゃなくて最初の閃きなんだと思います。
完璧な下書きを作る方法
そうしたら、『どうしたらいい曲がひらめけるんだろう?』って考えたくなりました。これは人によって違うと思うので正解はないと思います。
僕が時間が経ってもいい曲だと思える曲の中で、その曲を作る時に最初に考えていたことを振り返ってみました。
1.変な聞き方をしてひらめく
例えば、ヘッドホンから音漏れしてる音を原曲と違う聞き方しちゃってひらめいたりすることがあります。完全に偶然の産物なので微妙ですね。
あと、日常の雑音でひらめいたこともあります。例えば家の前を救急車がピーポーいいながら通り過ぎた時に、『イントロでサイレンがなったらこのあとどういう音楽がなるかなー』とか想像してみたり。
2.寝る前にひらめく
寝る寸前のボケーっとしてる時に曲を考えてるといい感じのものが浮かぶ時があります。でも眠いので忘れない程度にボイスに鼻歌を入れたりして落ちます。
3.かっこいい曲を見つけて創作意欲がわきでる
大好きなアーティストが新譜を出したり、劇的に感動するような曲を聞くとアドレナリン出ますよね。そういう時に骨組みを一気に作っちゃうとけっこう納得いくものができます。
終わりに
人それぞれひらめく瞬間は様々だと思います。自分がひらめいた時にどんな状況だったかを振り返ってみるといい曲に巡り会えるかもしれないです!