ギターで宅録をしている方へ。
ギターをメインで使用しながらDTMをやっている方は、ほとんどの人がライン録りをしていると思います。
できれば真空管アンプで大音量で音を出しながらマイクで録るのが理想ですが、騒音問題もあるのであまり現実的ではないですよね。
おそらくアンプシミュレーターなどを使って音作りをしている方が多いと思うのですが、電子信号なので音が細くなりがちです。特にギターソロなどは音がやせてしまって良い音が出せないことが多々あると思います。
この記事では、ライン録りで音を太くする裏技をいくつかご紹介しますので、このような悩みがある方は試してみて下さい。
1.コンプをきつめにかける
コンプレッサーをきつめにかけてある程度音を潰してから音量を持ち上げると音が太くなります。厳密には太くなっていないのですが、この処理をするだけでだいぶ印象は変わります。
2.EQでモコモコさせる
3kあたりをカットして、少しMID(500Hzあたり)を持ち上げてモコっとした音を作ってみて下さい。ギターメインの曲でのバッキングに使うと曲全体がクリアではなくなってしまうので、ギターソロなどピンポイントで音を太く聞かせたい時におすすめです。
3.ピックアップを変える
全体的に音やせを感じる場合、ピックアップを新しく装備するのもおすすめです。ギターをカスタマイズするに当たって、1番変化が大きいのがピックアップです。長年愛用しているギターの場合、ピックアップが消耗して音やせしているケースも考えられるので検討してみるのもいいかもしれません。
4.弾き方を変える
ピッキングの位置や、ピックのカタさを変えて音が太くなるところを探ってみましょう。微々たるものに見えてけっこう音が化けてくれます。
5.エフェクターでごまかす
ダブリングや薄めのディレイ、モジュレーションなどをかけて音像を厚くすることで音が太くなったような印象を与える方法です。
特にディレイは少しかけるだけで曲とよく馴染んだりするのでおすすめです。
6.ラインアウトのできるヘッドアンプを買う
費用はかさみますが、1番確実に音を太くする方法です。最近では、ラインアウト端子のついたヘッドアンプが出だしているので、直接オーディオインターフェースに指して録音することが可能になりました。お気に入りのチューブアンプを買って録音できるので願ったり叶ったりですね。まだモノ自体は少ないですが、これからどんどん主流になっていく気がしています。