DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

サンプルレートが高い=高音質では無い

Steinberg スタインバーグ 2x2 USB2.0 24bit/192kHz オーディオインターフェース UR22mkII

 

こんにちは。スガノです。

f:id:takuroq:20170805004257p:plain

 

もしかしたら毎日読んでくださっている方は普通にお気づきかもしれませんが、当ブログは僕ともう1人の管理人、スクルージさんの2人で日替わりで記事を書いております。この度、スクルージさんが2人のアイコン画像を用意してくださったので、今日から使っていこうと思います。たまに不平不満や愚痴を漏らすのがスガノとお覚えください。

零戦(戦闘機)の機首のように無駄のないフォルムと名高い僕の鼻が省略されているのは兎も角として、アイコン画像は非常に気に入っております。ついでに、現実の百倍は可愛くなってます(笑)

ありがとうございます!

 

今日は久々に雑記でも書きます。この前の記事でオーディオインターフェースについて書いたので、それに少し関連のある、オーディオデータのサンプルレートとビットレートについてです。

 

サンプルレート、ビットレートデプスA.TARUIさん、ご指摘ありがとうございますとは

画像データや動画データには、どちらにも画素数や表現できる色の数、動画の場合には秒間コマ数など、画質に関する数値がいくつかあります。

同じように音声データにも音質に関する数値が2つあり、それがサンプルレートとビットレートという訳です。僕はどちらに関しても難しいことは理解していませんが、認識は間違っていないはずなので、今日はこの2つについて書いていきます。

 

サンプルレート

まずはサンプルレートから説明していきます。

サンプルレートとは、簡単にいうと「どこまで高い音を録っているか」を数値で表したものです。どういう訳かサンプルレートが44.1kHzの場合には44.1kHzまで録音できる訳では無く、22kHz程度の音まで録る事ができるらしいです。半分の周波数まで録れている、と覚えましょう。なんでそうなるかが気になる方はググって下さい(笑)

シンバルなどのシャリシャリとした音がする楽器の音に対しては影響がありそうではありますが、わざわざ同じ条件でサンプルレートだけを変えて録り比べてみたことはないので、サンプルレートによってどのくらい音が変わるかは不明です。プロの現場では48kHzで録音される事が多いです。稀に、サンプルレートで音質が全然変わるし、違いが分かると豪語する達人もいます。なんか分かるらしいっすよ。是非ブラインドテストでもやらせてもらいたいもんですが、付き合ってくれた暇人はいません。

 

ビットレートデプス

こちらは、「どれだけ小さい音(小さい音量の変化)まで拾えるか」を数値で表したものです。こちらは少しイメージが湧きづらいかもしれません。

ビットレートが高くなると、音が立ち上がったり減衰したりするときの波形の線が滑らかになり、ビットレートデプスが低くなるとそれがどんどん階段状に荒くなっていきます。

16bitか24bitの2択です。一応32bitというのもあります。

ビットレートはドラムなどの打楽器(音量の起伏が非常に激しい楽器)の録音では違いが現れやすいです。24bitで録ったドラムの音をCDに収録するために16bitで変換すると音の印象が変わるので、初めから16bitで録音するエンジニアもいます。サンプルレートと違ってこっちは結構変わります。

 

サンプルレート、ビットレートに関する私感

まず、普通に販売されているCDの音質は16bitの44.1kHzです。そして、プロの現場では24bitの48kHz(所謂、ニーヨンヨンパチ)で録音される事が多いです。そして、人間の可聴範囲は大体20kHzくらいまでとされています。

それを踏まえた上で、「このオーディオインターフェースは〇〇kHzまで対応してるから音が良くて…」とかいうのを見聞きすると、正直滑稽に思います。2448で録れれば充分です。そして、今日のオーディオインターフェースで2448に対応していない機種はほぼ無いはずです。

 

192kHz対応なんていうオーディオインターフェースもありますが、正直サンプルレートが高ければ高いほど音質が良いという考え方には疑問を覚えます。録音の基本は欲しい音を出来るだけ大きい音で録る事です。人間の可聴範囲からかけ離れた音を録音するために、本当に欲しい音(勿論人間の耳にも聴こえる音)の割合を減らす事が、果たして高音質と呼べるかという事です。そもそも、そんな高周波数の音なんて、ホワイトノイズのような雑音でしか無いんじゃ無いかと思っているくらいです。楽器の演奏によってそのような高周波数の音が発生していると考えるなら、蛍光灯やあらゆる機械から同等かそれ以上の音が発生している事になる訳で、そんな音も一緒に録音されてしまうことになります。

 

まあそれでも、違いが分かるという人間が僕の周りにもネット上にも、うじゃうじゃいる訳です(笑)何度でも言いますけど、早く誰かブラインドテストさせてくれ。頼む。勿論、別に絶対に分からないから間違えさせて恥をかかせたい訳じゃ無く、本当に分かるのか知りたい。誰か付き合ってくれる暇人、いませんかー?(笑)

 

今日はこのくらいにしときます。それでは!

スポンサーリンク