DTM・宅録で始める音楽ライフ。

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MTRを過去の遺産にするにはもったいない!!

近年ではパソコンで音楽を制作するDTMが主流になったので、若い人はもしかしたらMTRの存在を知らない方もいるかもしれません。総合的に見れば圧倒的にDTMをやる方がメリットが多いように思います。

が!!長年MTRを使い続けてきた僕にとってはMTRならではのメリットもあると思っています。

この記事ではMTRについてのご説明と使うことによるメリットをお伝えします。

MTRとは

MTRとはマルチトラックレコーダーの略で、その名の通り多重録音機のことを指します。

トラック数が4個だったり16個だったりするんですが、このトラックに1つずつ録音して音を重ねて曲を作るわけです。

中にはドラムのループフレーズが内蔵されていたり、ギタリスト用にマルチエフェクターの機能が搭載されたものなど、色々な機能に特化したMTRが存在します。

MTRのメリット

1.音が太い

僕はギターを弾きながら作曲をすることが多いのですが、なぜだかMTRで録音した音は太くリアリティがあるんです。

そのため基本的にDTMで作曲は行いますが、ギターの生音を入れる際には必ず以前使っていたMTRを挟んでいます。

音が良くなる理由は正直詳しく分からないのですが、僕が思うに秘密は低域にあるように思います。guitar rigなどのデジタル音源は生音にある不要なノイズを全てカットしてきれいにとることができますが、逆を言えばそれが打ち込み臭い音につながるのではないかと感じています。

MTR特有の低域のゴワゴワしたノイズがある方がリアルでかっこいい音になるんです。

2.操作がちょー楽!!

DTMに比べてMTRの操作は単純ですごく分かりやすいです。僕は中学生の時に友達からテープ式のMTRを借りて遊んでいたのですが、(なつかしい〜)頭の悪い中学生の僕ですら直感で使いこなせました。DTMは使いこなすまでに膨大な知識が必要になるので、手軽に作曲したいならMTRの方が断然向いています。

3.価格が安い

今はほとんどDTMが主流なので、いいMTRが4、5万で買えちゃったりします。古い型番ならヤフオクなんかで探せば信じられないくらいの破格で手に入ることも!

金銭的にも敷居が低いので初めて作曲する人にはけっこうおすすめなんです。

またMTRで覚えた知識を前提にDTMに意向した方がDTMの理解もダントツに早いと思います。アナログかデジタルかの違いだけでやっていることはだいたい同じなので。

おすすめのMTR

 BR-800

直感的で触りやすいのがBOSSのMTRです。エフェクターがたくさん入っているのでギタリストや歌い手さんにはぴったりです。

BOSS Digital Recorder BR-800

BOSS Digital Recorder BR-800

 

R16 

CubaseやLogicと連動させることができるMTRです。DTMお供にしたいならこちらがおすすめです。

ZOOM ズーム マルチトラックレコーダー 8トラック同時録音 16トラック同時再生 R16

ZOOM ズーム マルチトラックレコーダー 8トラック同時録音 16トラック同時再生 R16

 

 

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