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自主制作音源を聴いてもらうには。キーはエロ動画(かもしれない) 音楽に付加価値は最早必需

こんにちは、スガノです。

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ちょっとした思いつきで書き始めた記事ですが、思いの外書くのが面白くて3回目になってしまいました。今日で終わりにします。今日はいよいよエロ動画が登場します。

 

結局、多くの人に聞いてもらうには

僕が本気で「どうしたら自主制作音源を多くの人に聴いてもらえるか」を考えた結果、開始3秒で出て来たのが「エロ動画のBGMとして流せば良いんじゃね?」という案でした。確かに、それなら他のどんな方法よりも多くの人に聴いてもらえることでしょう。

エロ動画のBGMとして自分の音楽を使うと何故多くの人が聴いてくれるのか、特に女性の方は良く分からないかと思いますので、しっかりと分かりやすく説明しておきたいところです。それは日本の男性は100%エロ動画を定期的に見ているからです。時々、女性の口から「〇〇くんは彼女いるからそういうの見ないよね〜」とか「奥さん可愛いし必要ないでしょ〜」というようななんの根拠も無い発言を耳にしますが、彼女がいるから、結婚しているからエロ動画を見ないなんていう話を僕は聞いたことがありません。そんなやついません。

「名案キタコレ」と数分は悦に浸るも、すぐに問題点に気づきました。そもそもエロ動画撮影のハードルが高すぎるし、エロ動画にどんなに良い曲が流れていたとしてもその曲の作者を調べたりはしないという点です(エロ動画の右下に『music=スガノ』とか表示されていたら調べてみる人はいるかもしれません。誰かやってみて笑)。

 

悲しきかな、音楽そのものに人を惹きつける力は無い(と考えた方が良い)

一瞬で思いついて一瞬で廃案となったエロ動画案ですが、案外的を得ていたようにも思います。

 

音楽なんて付加価値がないと誰も聴きません。もちろん今まで聴いたことのない自分好みの音楽を求めてCDショップでジャケ買いをしまくる人や、ツタヤのレンタルCD視聴コーナーを占拠して手当たり次第にCDを聴きまくる人もいると思いますがそんなのはごく少数で、ほとんどの人が音楽を聴く(買う)理由なんて、CMで使われていて耳に残ったとか、ドラマの主題歌に使われていたとか、好きなアイドルグループの曲だからとかいう類のものがほとんどだと思います。僕も高校生くらいの時はツタヤに入り浸って好みのアーティストを物色していましたが、今はそこまでのエネルギーはありません。

 

千本桜を歌っているのが初音ミクじゃなかったら、あそこまで売れていなかったどころか、売る段階まで行かなかった可能性だってあります。当時のニコニコ動画の人気と初音ミクというキャラクターの可愛さ、そして最後に曲のキャッチーさが組み合わさって、誰もが知る名曲となった訳です。

どんな名曲にだって、何かしら付加価値があるもんです。昔はどうか知りませんが、口コミだけで有名になった曲なんてないんじゃないかと思います(口コミで…とかいうのはテレビでよく見かけますが、いやテレビで放送してるやん…実際、テレビで紹介されるまでは全く売れなかったものが、放送されてから爆売れするということは音楽に限らず非常に良くあります。どういうことか分かりますよね?笑)。

 

 

エロ動画のBGMが多くの人に聞かれたり、ドラマの主題歌が多くの人に繰り返し聴かれる理由は、何か別のことをしようとして、気づかないうちに聴かされているからという点で共通しています(初音ミクの場合にはちょっと違いますが…)。

 

つまり、何か別のコンテンツに付随する音楽として自分の音源を使えば、音楽だけでアピールするよりも多くの人に聴いてもらえるのでは、という事です。そのコンテンツというのがなんなのかは分かりません。エロ動画かもしれませんし、飼い猫の可愛い仕草の動画等の視聴の集まりそうな動画かもしれませんし、どこかの同人ゲームのBGM(ひぐらしの曲は歌にもなっていますし、東方シリーズなんかも音楽は有名ですよね)かもしれません。

 

さすがに同人ゲームなどは1人で一から作っていたらラチがあかないので、そういったものを作っているサークルに売り込んでみるといった、音楽とは直接関係が無い人脈作りが重要なのかもしれません。

 

どうしても1人でどうにかしたいということであれば、演奏動画を撮るだけでもかなり違ってくると思います。もちろん、ただ演奏しただけではダメです。付加価値がなければ。「巨乳美女に水着でドラム叩かせたらエロ過ぎワロタwww」とかだったら僕はクリックします(俺って心が汚れてんなーというか1人でできない…自分が巨乳美女であれば問題ないですが)。

巨乳は冗談として、例えば表向きは楽器や機材のレビュー動画としてタイトルをつけておいてちゃっかり自分の曲を演奏するとか、楽器の教則動画の中で自分の曲を教材として使うとか。1人で手軽に工夫できるとしたら今思いつくのはそのくらいです。

 

とにかく音楽単体で聴いてもらえるなんていう甘い考えは捨てましょう。ましてや、制作費を回収しようなんて…

何としても聴いてもらって、Twitterアカウントなりユーチューブアカウントなりをフォローしてもらって次につなげることが、ネット主体で情報が広がる現代で自主制作音源をより多く聴いてもらう最善手なのではないかと結論づけた訳です。

 

僕自身、自主制作CDを作る等の個人的な音楽活動はしたことがありませんが、こういったことを考えてみると、少ないコネを頼りにつまらん仕事を拾っていくよりも楽しそうだなと思ってしまいます(笑)

 

長ったらしく書いてしまいましたが、少しでも今現在、音楽活動をしている人のヒントになればと思います。次からはちゃんとコード分析をやっていきますのでご安心を。

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