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【METAL】メタル系音楽の作り方

メタルはサブカテゴリーがかなり多いジャンルになりますが、メタルらしい音作りの目標は同じです。いかに迫力を出すかが重要になります。

パート別にミックスを含めてメタルの作り方をご紹介します。

ボーカル

メタル系のボーカルの特徴はハイトーンとデスボイスです。

ハイトーンボーカル

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ファルセットと呼ばれる裏声を地声の延長線上のように出す歌い方をします。

歌い手によりますがかなり高域が強くなり音が細くなりがちなので、EQで中域を持ち上げてあげるのがおすすめです。またハイトーンに関していえばダイナミックマイクではなくコンデンサーマイクの方がきれいに録れます。

デスボイス

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地を這うようなグロウルと呼ばれるデスボイスや、スクリーモ系にある特有のハイトーンシャウトなと様々な種類がありますが、デスボイスがうまい人であればそこまで加工はしなくても大丈夫です。

粒の細かいデスボイスが出せない場合は、ギターで使うディストーションをうっすらかけるとそれっぽくなります。また、少しハイを削り音をこもらせる方が曲に馴染んで迫力を出せます。

デスボイスとクリーンボイスはトラックを分けてミックスしましょう。

ギター

ギターは基本的にハムバッキングの図太い音でディストーションをかけて録音します。タッピングや早弾きなどメタル特有のギターソロがあるとそれっぽくなるので、ギターが弾けない場合はループ音源かギターのうまい人を探しましょう。

バッキングに関しては完全に左右にパンを振って二本重ねて録ると音圧が出せます。

ベース

ベースも場合によってはオーバードライブをかけて歪ませることもしますが、クリーンで録音しても問題ありません。コンプで音を潰してパキパキさせたり、ピック弾きをするなどの工夫をしてアタック感を強く出すのがおすすめです。

ドラム

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ドラムはベース以上にコンプをきつめにかけて音をパキパキにします。特にキックはタイトかつキンキンした音がおすすめです。他のどのジャンルよりもキックが目立つのがメタルです。EQでミドルを削りハイを持ち上げることで際立たせましょう。

ミックス

ミックスに関しては

この2点を心がけると迫力あるメタルサウンドを作れます。

 

EQの住み分けはかなりシビアに行います。例えばベースやドラムのキックのミドルをそぎ落としたり、ドラムの金物の低域を全てカットしてみたり。大胆な住み分けをして音圧を稼ぎます。

個人的にギターに関しては好みが分かれるのであまり住み分けを気にしなくていいと考えています。

というのもメタルでのギターの役割はかなり重要で、ギターのサウンドメイクで曲の雰囲気がガラッと変わります。いろんなジャンルのメタルを聴くことで耳を養って下さい。

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