DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

アーティストではなくクリエイターとして生きる道

こんにちは! 

バンドを始めてずっと人生をかけてきたものの、全く売れずに歳だけとっていく、そんな人はけっこう多かったりすると思います。

僕自身がそうで、ロックバンドを経験したものの将来に展望が持てずクリエイターとして音楽を作る仕事にシフトしました。

アーティストとして生活する傍ら、将来に不安をかかえている人のためにクリエイターという道についてもお話したいと思います。

アーティストとクリエイターの違い

アーティストとクリエイターの大きな違いは、自分の好きな曲を作るか、人の好きな曲を作るかだと思います。

アーティスト

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僕は自己満足を突き詰めたものがアーティストだと思うし、アーティストは人の意見を聞くべきじゃないとさえ思っています。そのため、プロモーションなどできることもありますが結局のところ売れるかどうかの根本は運に委ねられると思います。自分が好きなものがみんなが好きかどうかは分からないです。

それでもアーティストとして自分の生きた証を残そうとする人たちは脱落した僕から見ても未だにヒーローです。

クリエイター

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かたやクリエイターは、人から依頼されたものをその通りに作る仕事なので、お金は約束されるんです。自己満足をしていてはお仕事にならないので同じ作曲家でもやっていることは正反対だと思います。もともと僕は『人の求めるものを作って何が楽しいんだ』と考えていましたが、実際にクリエイターとして活動するとこれがなかなか面白いのです。

クリエイターも悪くない

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クリエイターは『こういう曲を作って下さい』と指定されたものを作るわけですが、実際に作るとなると既存曲をコピーするわけではないので、テイストを指定されたオリジナル曲を作ることになります。

これが意外と面白いんです。

何かルールを作ってもらってその中で全力で創作するのってなんだかゲームっぽいというかワクワクしませんか?

クライアントに対して『最高に感動させてやろう!』って野心も湧いてくるのでやる気マックスになるんです。

クリエイターをやる方がスキルが上がる

個人的な意見ですが、クリエイターとして活動する方がスキルは向上すると思います。アーティストは自分の好きなものを追いかけるので、お気に入りのコード進行から抜け出せなかったり、似たような曲が何曲もできちゃったりします。その中で徐々に螺旋を描くようにスキルが上がって行くのがアーティストです。

クリエイターはクライアントの依頼で創作しなければならないので、いろんなジャンルに挑戦しなきゃいけなかったり、自分には無い引き出しを新たに作らなければならないので、作曲の幅がどんどん広がっていきます。

僕はバンドで活動していた時より、クリエイターとして活動している時の方がどんどんスキルが上がって行くのを実感できました。

まとめ

もしバンドが売れずに悩んでいる方がいるなら、クリエイターとして音楽と繋がり続けられるお仕事もあることを頭に入れておいてもらえると少し気が楽になるかもしれません。

もちろん正社員の方々のように超安定することは難しいですが、音楽一本の人にはおすすめの道です☆

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