DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析その80 東京事変 - キラーチューン

 

takuroq.hatenablog.com

キラーチューン

 

こんにちは、スガノです。

f:id:takuroq:20170805004257p:plain

本日は東京事変の『キラーチューン』のコード進行をご紹介いたします。

 

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

takuroq.hatenablog.com

東京事変 - キラーチューン

www.youtube.com

 

東京事変といえば椎名林檎がソロ活動の後に結成したバンドですね。もう解散してます。

ちょうど今から10年前、聴きまくっていた記憶があります。東京事変のこの辺の曲に対しては自分の個人的な思い出が結びつきすぎて純粋に曲を楽しめない期間が続いていましたが、最近になってようやく素の感情で事変を聞くことができるようになってきました(笑)

しかし、やっぱり椎名林檎は作曲だけじゃなくて歌も上手いですね。あとバックバンドの演奏が完璧すぎる(笑)それでもこの曲のサビは結構なハイトーンなようで、本家もキーを下げて演奏しているライブもあるようです。

 

それでは、本日はこの曲の歌い出しのコード進行をご紹介いたします。

 

(Ⅰ) - (Ⅲ7) - (Ⅵm) - (Ⅴm7 - Ⅰ7) - (Ⅳ△7) - (Ⅲ7 - Ⅲ7/Ⅱ) - (Ⅰ6 - ♭Ⅵ) - (Ⅱm7 - Ⅴ7) - Ⅰ

 

カッコ内が1小節と御考えください。ダイアトニックコードでないコードには色をつけました。

まずは定番のⅠ - Ⅲ進行ですね。Ⅲはダイアトニックコードでは本来Ⅲmになりますが、あえてドミナントセブンスやメジャートライアドで使われることが非常に多いです。鳴らせば分かる(笑)

4小節目のⅤm7からのⅣ△7への流れも定番のコード進行ですね。本来はドミナントセブンスであるⅤを同主調のⅤmに変更することによってⅠ7にツーファイブで繋げて、さらに本来はメジャートライアドかメジャーセブンスコードであるⅠをドミナントセブンスに変更することによって次のⅣ△7にドミナントモーションで繋げられるという、非常に滑らかなコード進行です。ツーファイブとドミナントモーションの合わせ技ですね。

ついでに、同主調のコードは青、それ以外の非ダイアトニックコードは赤く色をつけています。

 

takuroq.hatenablog.com

 

スポンサーリンク