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読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析その83 奥田民生 - さすらい

 

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さすらい

 

こんにちは、スガノです

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本日は奥田民生の『さすらい』のコード進行をご紹介いたします。

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

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奥田民生 - さすらい

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さすらいと言えば奥田民生の代表曲ですよね。僕も奥田民生の名前を知る前からこの曲は知っていました。しかし、上に貼り付けた動画のライブの奥田民生めちゃめちゃカッコイイっすね(笑)結構なハイトーンを使った難しい曲であるにも関わらず、CD音源と同等以上のテイクをライブで叩き出すところ、奥田民生の実力は伊達じゃないんだなと痛感させられます(まあ当たり前か…)。中にはライブが酷いバンドってあるじゃないですか。まあそういうバンドはそれはそれで楽しめるんですが(笑)

 

本日は『さすらい』の歌い出しのコード進行をご紹介いたします。

 

(Ⅳ - Ⅴsus4) - (Ⅰ) - (Ⅳ - ) - (Ⅵm - Ⅴ) - (Ⅳ - Ⅴsus4) - (♭Ⅶ - Ⅰ) - (Ⅳ - Ⅴ) - Ⅰ

 

カッコ内が1小節だとお考えください。

ダイアトニックコードでないものには色を付けました。同主調のコードは青です。

 

まず着目すべきはやはり始まりのコード、Ⅳですね。Ⅳ始まりのコード進行はド安定のコード進行ですね。一時期はBメロにこれを持ってくる風潮があったように思いますが、最近はサビに持ってくることが多くなってきました。

3小節目のⅢに関しても皆さんご存知ですね。定番のⅢです。ダイアトニックでは3番目の和音はⅢmですが、あえてメジャートライアドやドミナントセブンに変えることで次のⅥmへの引きを強くします。逆に言えばⅢの次はほぼほぼⅥmかⅥm7に進行します。

6小節目の♭Ⅶは同主調のコードですね。使い方によってはダイアトニックコードとほぼ変わらないくらいに自然に使えるコードですが、この曲ではメロディーの終盤のアクセント的な使われ方をしていますね。

 

 

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