マスタリングとは、作った曲たちをCDなどでまとめる際に行うミックス調整です。
- 音源をブラッシュアップする
- それぞれの曲のミックスの方向性を統一する
この2つを目標に作業を進めていきます。
どちらかというとクリエイターではなくエンジニアの分野ですが、知っておくだけでブラッシュアップの参考にもなると思います。
マスタリングをする際に注意することや、基本的な知識、流れをご紹介します。
5分ぐらいでマスタリングに関してだいたい理解できるようサクッと書いてみたのでご参考にどうぞ!
マスタリングの準備
まず、各トラックごとに2ミックスした曲のオーディオを貼っていきます。
1トラック→1曲目、2トラック→2曲目みたいな感じです。
それができたら、一曲完璧にミックスを行い、ミックスができた曲を聞きながら他の曲もミックスしていきます。
次にマスタリングする時のEQやコンプなどの使い方を見ていきます。マスタリングはすでに2mixを終えた音源を微調整するものなので、ものすごくイジるようなことはしません。
イコライザーの設定の仕方
EQは音質を微調整するだけに留めます。大胆なブーストやカットは2mixの出来を損なってしまうので基本的に行いません。
また、ピンポイントで持ち上げたり下げたりすると特定の楽器が持ち上がってきてしまうので、なるべくQ(玉)の幅を広くして薄くかけていくのがいいと思います。
コンプレッサーのかけ方
コンプレッサーも、EQと同様にかけすぎないように注意します。ピークを過ぎている波形だけを狙って潰すような見方でいいと思います。
具体的には、アタックを遅めに設定してゆっくり潰していきます。音質が変わって『コンプかかってきたなー』って感じる一歩手前ぐらいで留めておくのがおすすめです。
リミッターのかけ方
最後にリミッターやマキシマイザーをかけて音圧を上げて終了です!
ここでも、音圧の上げすぎに注意しましょう。音圧が上がれば上がるほどダイナミクスは失われていくことを念頭に作業を進めていきます。全てのトラックの音圧を調整できたらフィニッシュです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昔は音圧の高いものがいいとされてきましたが、近年ではダイナミクスを重要視する声が上がっており、『ただデカイ音がいいとは限らない!』って時代になってきています。
また、以前はドンシャリサウンドのクリアーなミックスが好まれていましたが、(小室ファミリーとかまさにそれだと思います。)
最近はフラットであたたかみのあるミックスが好まれる傾向があります。テープシミュレーターでアナログ感を出したりするのはこのためです。
いろんな歴史があるようですが、自分の好きな音を作れるようにぜひチャレンジしてみてください☆
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