DTM・宅録で始める音楽ライフ。

現役の音楽クリエイターがDTMや宅録の基礎や作曲方法を紹介するブログ

MIXする時に知っておきたいメーター3つ!!

こんにちは!

ディズニー カーズ トミカ C-04 メーター(スタンダードタイプ)

ミックスを行う時に知っておきたい3つのメーターの見方をご紹介します。

これが分かってるだけで音割れを防げるだけでなく音圧を上げる目安などを把握することもできます!

ピークメーター

1番簡単で分かりやすいのがピークメーターです。ピークメーターは音割れが起こる音量(0db以上〜)を超えた時に反応してピカッと光ります。ピンポイントで音がはみ出ている部分を把握することができるので、ピークメーターが反応しないようにミックスすることを心がけます。

RMSメーター

ピークメーターはピンポイントで音割れしちゃう部分を教えてくれますが、全体的な音量がどれほど出ているのかを把握することはできません。

そこで音圧がどれぐらい出ているのかを数値化して分かるようにしようという規格がRMSメーターです。

RMSメーターでどれだけ音圧が出ているのかを把握することができますが、デメリットが2点だけあります。

1つはRMSには2種類の規格があり、どちらの規格を使ったプラグインなのかを把握しておかないと目安がよく分からなくなってしまう点です。

こちらのデメリットは同じ規格のプラグインを集めたりすることで解消できますが、もう1つのデメリットが問題です。

RMSは、人の聞こえない低域や高域の音も音圧に加算するので、人が聞くことを前提とした音圧の数値にはならないんです。

分かりづらいので例をあげますと、例えば人の耳では聞こえない超低域の音がたくさんなっている音源があったとします。その音源は実際聞いていると音は小さいのに、RMSのメーターはふりきってしまうわけです。こういったデメリットもあるので、RMSを信用しきった音作りには注意が必要です。

ラウドネスメーター

そこで登場したのがラウドネスメーターです。ラウドネスメーターは人が音を聞いた時の音量の聞こえ方を数値化したものです。

なので、先ほど例に出した低域がすごくなっている音源も、ラウドネスメーターはそれほど振らなくなります。

なので、RMSメーターの数値が高く、ラウドネスメーターの数値が低いほど不要な音があるという解釈ができます。

まとめ

このように複合的にメーターを見ることによって音圧を上げるためのヒントを得ることができます。

 

1.ピークメーターでふりきってしまう音がないように調節

2.RMSメーターとラウドネスメーターで不要な音をカット

3.最後にコンプやリミッターで音を持ち上げる

 

このようにして3つのメーターを活用すれば耳が肥えていなくても視覚的に音圧を稼ぐことができます。

ぜひ活用してみてください。

 

スポンサーリンク