こんばんは、スガノです。
本日はくるりの『ナイトライダー』のコード進行をご紹介いたします。
ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。
また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。
くるり - ナイトライダー
すいません、ちゃんとした動画が見つかりませんでした(くるりってそんなマイナーだったのか動画がしっかり削除されてるのか…)。この動画はMCバトル用のビートらしく、ナイトライダーのイントロのループに軽快なスクラッチの音(あとビブラスラップ笑)が足された音源のようです。確かにこの曲のイントロのギターリフはかなりカッコいいので、MCバトル用ビート(そもそもMCバトルってなんなのか良く分からんが…)としてこの曲のイントロをチョイスしたセンスは認めます(笑)
くるりの曲の中でもアレンジとコード進行がかなりカッコいい曲だと思っているので、興味があったら是非買って聴いてみて下さい。
本日は『ナイトライダー』のサビのコード進行をご紹介いたします。
(Ⅴ/Ⅳ) - (Ⅲm) - (♭Ⅲ) - (Ⅱm)
カッコ内を1小節と御考えください。ダイアトニックコードでないものには色を付けました。
Ⅴ/Ⅳというコードはちょっと特殊なボイシングのⅣのテンションコードだと思って下さい。普通にコードネームで表記しようとすると分かりづらいので分数コードでの表記になっています。
3小節めのコードは同主調のコードです。
ついでに、この曲はイントロとAメロとBメロの調(キーE)から、サビで同主調に転調して、サビが終わったら元の調に戻ります。ここで注意したいのは、同主調に相互性は無いので、キーEからサビで同主調であるキーGに同主調転調したとしても、キーGからキーEに戻ることは同主調転調にはならない点です(キーGの同主調はキーB♭)。サビで出てきている♭ⅢはキーB♭のコード(Ⅰ)ということになりますね。
同主調転調をした先でさらに同主調のコードを使っている訳です。ややこしいことをしてくれてますが、結構普通にやることなので覚えておきましょう。