DTM・宅録で始める音楽ライフ。

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バイオリンの奏法別に見る打ち込みの仕方

バイオリン(ヴァイオリン)には様々な奏法があり、色んな音を出すことができます。

DTMにおいてもストリングス系は色んな奏法別に音色が分かれているものがほとんどです。

この記事ではバイオリンの特殊奏法に焦点を当てて、よりリアルに打ち込むための方法をご紹介します。

(ポピュラー系ではあまり使われないオーケストラ系の手法中心です。)

1.ピッチカート

ピッチカートは弓ではなく指で弦を弾く奏法です。おどけた雰囲気満載の音なので、ユーモアであったり明るく楽しい性質を持っています。

コードをアルペジオでゆっくり鳴らしたり、簡単なメロディを弾いたりなんでもやるので個人的に使い方は自由だと思っています。跳ねるような音色なのでリズム感をつけたい時にもいいアクセントになります。

悲しい感じもイケたりします。↓

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2.マルカート

マルカートは弓で強く弾く奏法です。ストリングスは厳密に言えばゆっくりと音が大きくなるため(ぅぅぅあんって感じです)音がぼやける特徴がありますが、マルカートは一気に弾くので音の輪郭をはっきりさせることができます。

マルカートはある程度奏法が決まっています。短い同じ音を連続で使うことがほとんどです。そのためスタッカートのような短い音がマルカートになっている音源が多いです。

3.スタッカート

スタッカートは単純に短く弾くものです。速いパッセージを弾くときは基本的にスタッカートを使って弾きます。

また、オーケストラの場合はメロディとは別に音を急上昇させたり急下降させたりすることで迫力を出すこともあります。ここぞという時に使うとかっこいいです!

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4.トレモロ

トリムはすごく速いスピードで音を反復させる奏法です。

メジャーな音を反復させるとこれから何かが起こるかのようなワクワクした期待を連想させ、逆にマイナーな音を反復させると不気味で怖い印象を与えます。

トレモロは音の移動がかなり激しいのでスタッカートなどで打ち込んでも間に合わないと思います。たいてい『Trem』という音色が付いているはずなので、単純にそちらを使って表現して下さい。

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5.スライド

 1番見落としがちなのがスライドです。弦を押さえたまま音程を移動させるので、音の移動がすごく滑らかになる奏法です。

これを見落としがちな理由としてはプラグインの中にあまり音色がないためです。あったとしても毎回スライドするのでかなり使いづらいという。。。

そこでおすすめなのがピッチベンドで音程を買えることです。

入れ方はセンスになりますが、ここぞという音を鳴らしたい時にスライドさせるのが1番効果的です。急に音程が上がるところなんかは特に狙い目です。

僕自身ほとんど使っていなかった奏法ですが入れるだけでリアルにエモーショナルになるのでぜひ試してみて下さい。

特にソロバイオリンでは必須です。

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