ロックは型破りなイメージが強いですが作曲に関しても理論的にだいぶ型破りです。笑
ギターを弾ける人は得意だけど弾けない人はけっこうしんどいジャンルだと思います。
この記事では特にギターを弾かないDTMerに向けてロックの作曲法を楽器別にご紹介します。
ドラム
ロックは多種多様なので様々な叩き方がありますが、『シンプルでいかにノレるか』を意識して打ち込むとうまく行くと思います。
もちろん前に喰ったりゴーストノートをたっぷりいれたファンクテイストなものもありです!
後述するギターリフがロックらしさの肝になるので、リフが引き立つようなドラミングを心がけます。
MIXに関しては、通常のポップスよりキックにコンプを強めにかけてタイトにします。また、イコライザーでキックのハイを持ち上げてアタック感を強めて前に出すとロックっぽくなります。
エンジニアの方の中には、ドラムにうっすらディストーションをかけてグルーブを表現することもあります。
ベース
ベースはギターのリフをなぞるかコードをそのまま弾くことが多いので打ち込みで苦労することは少ないと思います。
オーバードライブをかけて厚みを出すと効果的です。
ギター
厳しいのはここだと思います。ロックらしいギターリフをいかに作るかが重要です。
そもそもロックギターはほとんどパワーコードを使うことがほとんどです。
パワーコードとは、1度、5度でしか構成されない単純なコードで、メジャーかマイナーかを決める3度が欠けているためかなり自由度の高いコードになります。
このパワーコードでのリフがたくさん出てくるわけですが、個人的にパワーコードはコードじゃなくてメロディだと考えています。
パワーコードでの5度はルートの単音に厚みを出す装飾にしか過ぎないので、理論に置き換えて作ろうとすると苦労します。
リフ自体を単音のメロディと捉えて自由にかっこいいと思うリフを作りましょう。
リフの作り方ですが、メロディとなるともはやセンスの問題になるので、ロックを聴きまくって感性を磨きましょう。
以下に定番のリフをいくつかご紹介します。
ペンタトニックスケールを利用したリフです。ど定番ですね。
ミュートを絡めた王道のリフです。ミュート音はルートを使います。
パワーコードを使わずに単音を使ったリフです。ギターのインスト系に多いですね。
こちらも音をミュートしていますが、ギターの場合、一般的に低い音はミュートする傾向が強いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ギターの奏法をしっかり押さえておけば質のいいロックが作れると思います。
(この人おすすめです!)
打ち込むのがきつかったり、よりリアルな音を求めるのであればプラグインやループフレーズを使うのもありです。
ELECTRI6ITY
↑ギターが弾けない人がよく使っています。音のリアルさは去ることながらサンプルが100種類以上あるので使い放題です。苦手な方は即戦力ですね。
ともあれまずはお気に入りのロックバンドを探してどっぷりロックにつかりましょう!!