僕がずっとやってなかったことでミックスが超はかどるようになったテクニックをご紹介します!
でも大したことじゃないしやってる人もけっこういると思うのであまり期待しないで見てください。
そのテクニックとはずばり!!
ミックスする時には全部オーディオ化する!
基本的にパラデータを出すときはクライアントさんに頼まれた時だけにしていたんですが、自分でミックスする時は全てオーディオ化した方が断然楽なことに最近気づきました。笑
『何を今更!』って方もいると思うので、やってない方はオーディオ化のメリットをいくつかあげてみるので参考にしてみてください。
1.波形をバッサリカットできる
無音状態のブレイクを作るときなどにオーディオ化しているとすごく便利です。通常だと音色の余韻が残ったりしてキレイにカットすることが難しいのですが、オーディオ化していればまとめてバッサリカットできます!特にデジロックやジェントなど波形を切りまくるジャンルはオーディオ化が必須です。
2.視覚的にコンプ、リミッターを設定できる
コンプやリミッターのかかり具合を見るときに波形が見えているととても分かりやすいです。EQについているアナライザー機能のような感覚で、音の潰れ具合を目で見て処理することができます。
波形がバッサリ上下で切れてたら失敗、波形がギチギチに収まっていたら成功といった具合に、素人でも簡単にミックスの正解を見つけられます。
音圧稼ぎにももってこいです!
3.パソコンの動作が軽くなる
プラグインを立ち上げる必要がないのでパソコンの動作が軽くなります。プロジェクトを開く時に一瞬で開いてくれるのも嬉しいです。50トラック以上使うような曲の場合処理能力を早くするためにかなり有効になります!
4.微妙な波形変化を防げる
最近知って驚いたことなんですが、波形にしていないデータは実は毎回聞くたびに微妙に違う音を出しているらしいです。例えば同じトラックを二回バウンスして波形を見てみると、細かいところが異なっていたりします。
オーディオ化していないと、微妙にですが少し違った音がいつも鳴っているので、シビアにミックスしたい場合はオーディオ化が必須になります!
5.互換性があるのでどこでもミックスできる
仲間とコライトした時や、エンジニアさんにミックスを手伝ってもらう時など、異なる環境でも瞬時に同じミキサーを立ち上げることができるのもメリットです。場所を選ばずミックスができるのもいいですね。
6.Pro Toolsでミックスしよう!
あらかじめオーディオ化したデータをPro Toolsに移して2mixを行うのが王道のミックス方法です。
Pro Toolsは現場で1番使われているDAWですが、それには理由があります!EQやコンプのかかりがすごくいいのでミックスに適しているんです。
僕は基本Logicでミックスをしていますが、専門学校時代にPro Toolsを使った時、挿すだけで音がよくなったのを今でも覚えています。どうせミックスのためにオーディオ化するなら、Pro Toolsも一緒に用意しておくといいかもしれません!
【国内正規品】Annual Upgrade Plan Reinstatement for Pro Tools (Pro Tools 12 アップグレードプラン再加入用) 9935-66087-00
終わりに
全てのオーディオ化は、MIDIデータをいじれなくなるというデメリットがあるため、『あとはミックスだけ!』と言えるところでやるといいと思います。
パラデータを吐き出すので一手間ありますが、ミックスは確実に良くなると思います。試したことのない方はぜひ一度やってみてください☆