以前、発売した頃にレビューしていたですが、
ETHNO WORLD 6 KOMPLETE (エスノワールド6 コンプリート)
買ってしまいました!
実はもともと和風音源を探していたんですが、なかなかパッケージ化されてるもので良いものが見つからなかったんです。
いいプラグインが見つかっても、尺八だけで3万円とか、琴だけで4、5万円とかするんでどうしたものかと悩んでいたんですが、、、
琴と尺八両方ともクオリティの高い音源が入っていたので買ってしまいました!
以下、使ってみたレビューをまとめてみましたので、検討している方はご参考にどうぞ!レビューしてるブログとかほとんどなかったのでこのプラグイン人気ないのかな。。
収録されている音源多すぎ!
とにかくボリュームが大きくてびっくりしました!!民族楽器が全て収録されているだけあってかなりの大容量です。
民族楽器というとアフリカ系のカリンバなんかを想像しますが、これは世界各国の民族楽器があますところなく収録されています。僕の狙っていた和風音源はもちろん、ケルト音楽やインド系の東洋音楽、ヨーロッパのバロック時代の楽器などなどマニアックなものまでごっそり入っています。
アプリやゲームのBGMの依頼があると武器になりますね。もちろんトライバル系テクノなど実験的な音楽にサンプリングするのもありです!
↑こういうメーカーのサンプル動画って盛ってるやつが多いんですけど、ここで鳴ってる音がマジで全てそのまんま収録されています。
ループフレーズも大ボリューム!
楽器が多いだけでなく、その楽器のループフレーズがめちゃくちゃ多く収録されています。楽器の鳴らし方が分からなくてもフレーズを使うだけでリアルな打ち込みに変わるのでとても便利です。もちろん自分で打ち込むこともできますが、これだけループフレーズが多いと使わない手はないですね。
ボーカルのリアルさがたまらない!
ethno6はインストゥルメントとボイスの2つに分かれています。分けて買うこともできるのですが、僕はボイスも気になっていたのでセットのものを購入しました。このボイスがまたすごいです。
まず種類がめちゃくちゃあります。トライバルなボーカルから、ファンタジー系のきれいなボイス、ヨーデルなど(ヨロレイヒー♪みたいな)変わったものも全部収録されています。
ボイスは入れるだけで曲のクオリティが輝くので「ここで使えるなー」って思ったら即座にぶち込むようになってしまいました。曲にリアリティを持たせたい時に重宝しています。
また、良くも悪くも曲の印象がガラッと変わるので、試すだけでもすごく面白いです。
MIDIの打ち込みデータごとにキーも変えられるのでどんな曲でも合わせることができます。
デメリット
個人的に「これどうにかならないかなー」と感じた部分もあるのでレビューします。
使い方がちょっと難しい
普通のプラグインと違って音色の選び方が若干ややこしいです。
例えば、バグパイプを選択してから、リコーダーなどほかの楽器に音色を変えると、音色が変わらずにethnoの中にバグパイプとリコーダー両方のトラックが現れます。
ethnoでミックスをするのであれば大変便利な機能ですが、僕はトラックごとに分けて手慣れているシーケンサーでミックスしたいので音色選びがいちいち面倒です。まだ使い慣れていないので設定で変えることができるかもしれませんが、デフォルトでこのような仕様になっているプラグインは初めて見たので戸惑いました。
音色が多すぎる
こればっかりは慣れだと思いますが、聞きなれない楽器の音色がたくさんあるので音色探しに苦労します。だんだん「この楽器はこういう音か!」と頭に入ってきたので、使い込んでいるうちに慣れてくるのかなと思います。いきなり使いこなすのがたいへんというお話です。
ボイスのミックスに癖がある
インストゥルメントはそんなに気にならなかったのですが、ボイスの音源はちょっとクセのある音です。単体で聞く限りはすごくかっこいい音なのですが、オケと混ぜる時に違和感が出るのでEQをいじりまくりました。エスノ側でもある程度音色はいじれるので、そこまでストレスは感じていません。
インストゥルメント(楽器)は文句なしに抜けがいいです。当たり前ですが内蔵音源と比べると天と地の差があります。完全にプロ仕様ですね。
総評
デメリットも上げてみましたが、買ってよかったかと言われると大満足です!この値段でハイクオリティの音源が大容量で手に入るのはめったにないんじゃないかと思います。もちろん仕事として活かすつもりで購入しましたが、創作の幅も広がってただただ楽しいんです。
曲のクオリティを上げたい人にも、マンネリを打破したい人にもおすすめしたい音源ですね。