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名曲に学ぶ歌詞の作り方<泣けるバラード編>名曲から逆算して作詞のコツを解説

曲の良さってメロディーはもちろんですが、歌詞の良さも大きいですよね!歌詞を作るなら多くの人に響くような良い歌詞を作りたい!!今回は名曲から逆算して歌詞の作り方を解説してみようと思います。

 

今回は泣けるバラードの定番!平井堅さんの『瞳をとじて』の歌詞から逆算して歌詞の作り方を解説していこうと思います。 

 

名曲に学ぶ歌詞の作り方!名曲から逆算して作詞のコツを解説します

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それでは歌詞の大まかな内容と作詞のコツを解説していきます。

 

歌詞はこちらでご確認いただきながら記事を読んでいただければわかりやすいと思います。

  

1A

君がいないことをまだ受け入れられていない自分の今の情景

  

ポイントとなる言葉を入れて歌詞にアクセントを!

君の抜け殻

→いつもならそこにいたはずの君の姿をコンパクトに表現

 

ぬくもりを感じた いつもの背中が冷たい

→過去と今をわかりやすく比較

→五感を含むワード

 

重いカーテン

→重いとつけるだけで気持ちの重さを表現

 

眩しすぎる朝日

→沈んだ気持ちを表現

 

毎日の追いかけっこ

→君がいない現実と君がいた過去

 君がいた過去に引き戻されてしまう自分と忘れて前に進もうとする葛藤の表現(だと私は考えました)

 

ポイントとなる言葉で歌詞にアクセントを加えましょう!

これがないとありきたりな歌詞が完成してしまいます。

簡単な作り方は形容詞を変えてみる、普段の口語で使わない表現を使う、単語の組み合わせなどです。

 

1B

過去の回想(君と離れることになる直前?の君の様子)

君を忘れようとしても忘れられない自分

 

自分の気持ちの動きや情景を細かく表現

五感、風景、時間、表情、葛藤などを入れてそのシーンが見えるように

 

サビ前にABパートの結論を持ってくる

サビ前にこれまでの結論のようなワードを持ってくると、サビを強める効果で曲を盛り上げられます

 

1サビ

短い英文後に曲のタイトル

(Your love forever 瞳をとじて)

 

自分の気持ち

 

響きの良いワードで曲タイトルを強める

(Your love forever  瞳をとじて)

なくても曲として成立しますが、これが入ることにより「これからサビがはじまるよ!」

ということがよりわかりやすくなります。

また、英文を入れることにより、リズムも響きも日本語と違うので変化が加わります。

 

曲のタイトルとなるワードを入れる

→これは必須です!なるべく印象に残りやすいワードだと良いです

(瞳をとじて)

 

言い切らない

→ 自分の気持ちを言い切らずに最初の英文にかかってくる

 置き去りにしても 何なのか? →    Your love forever

 

 歌詞なので全て説明してしまうよりも、余韻を残すというか

 聴き手側に想像させる余地を含んでおくと深みが出ます

 

2A

未来の自分のこと

君を忘れた自分と君を忘れていない自分

1Aの半分の尺

よくある手法ですが、曲を飽きさせないポイントですね! 

 

2B

君との思い出と今の自分

1B同様に結論はパートの最後

 

対比することで重要な部分を強調

すぐに消えてしまう流れ星の光 と ずっと消えない君という光

おしゃれな表現ですね!

 

2サビ

1サビに変化をつけた2サビ

1サビの英単語を使った英文に曲のタイトル

(I wish forever 瞳をとじて)

 

1サビをもう少し遠くから見た視点

今の自分が出来ること

自分の気持ち

 

大サビ(ラスサビ)

1サビ+2サビを少し変えたもの

 

なくしたものを越える強さを

君がくれたから

→1サビ2サビよりも前向な自分

 

繰り返すことで強調

君がくれたから

君がくれたから

→2回繰り返して強調する

 

大サビは1サビ2サビを発展させて結論を加える

サビの繰り返しよりも、少し結論に向けた変化を加えて

少し希望が見えるような締めのワードで終わりましょう

 

作詞のコツおさらい

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  • ポイントとなる言葉を入れて歌詞にアクセントを
  • 自分の気持ちの動きや情景を細かく表現
  • サビ前にABパートの結論を持ってくる
  • 響きの良いワードで曲タイトルを強める
  • 曲のタイトルとなるワードを入れる
  • 言い切らない
  • 2Aは1Aの半分の尺
  • 対比することで重要な部分を強調
  • 1サビに変化をつけた2サビ
  • 繰り返すことで強調
  • 大サビは1サビ2サビを発展させて結論を加える 

 

感動する歌詞のポイント

ここまでとはちょっち違う視点ではありますが、感動する歌詞のポイントって何でしょうか?

ぜひ自分が感動した曲の歌詞のことを思い出してみてください。

 

自分の過去や現在の感情とリンクすること

 

だと思います。

 

つまり共感できる感情です。

 

  • 現実を忘れて今を楽しみたいという感情
  • 恋に気付いた時の高揚感
  • 失恋した時の悲しみ、さみしさ、後悔
  • 過去の恋愛を懐かしく思う気持ち
  • 夢を叶えたいけど叶えられずにいる気持ち
  • 夢を絶対に諦めない気持ち、決意
  • 人(家族や友達など)を大切に思う気持ち
  • 大切な人(恋人、家族、亡くなった人など)に会いたいという気持ち

 

上記のように誰しもが経験するような感情やストーリーをうまく歌詞に入れられると、感動する歌詞になりやすいです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こうして細かく見ていくと、歌詞に盛り込んだ方が良いポイントも明確になってきますね!

ゼロからだとなかなか思い浮かばないこともありますが、ポイントを押さえてはじめてみるとひとつのパートが意外と短く感じたりします。

歌詞って短い言葉の中に膨大な情報を含んでいるんですね!どう歌詞にしていくかが腕の見せ所になってきます。これまで思いついたまま作詞していたという方は、ぜひ上記のコツを踏まえて作詞にチャレンジしてみてくださいね!

 

▼作詞についての過去記事はこちら▼ 

【作詞講座その1】歌詞のテーマ決めからテーマの掘り下げ方

【作詞講座その2】作詞における「情景描写」の書き方と「リアルな情景描写」のコツ

【作詞講座その3】作詞家が考える『作詞における5つのルール』とは

作詞のコツと初心者が陥りがちな『やってはいけないNGパターン』

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