楽器屋店員解説!初めてのギターアンプの選び方と初心者におすすめのアンプ
初めてギターアンプを買う時、種類が多すぎてどれを選ぶか悩みますよね!
楽器屋店員である私が、ギターアンプの選び方を初心者向けに分かりやすく解説します。
合わせておすすめのアンプも紹介します。
ギターアンプの選び方
自分に合ったギターアンプを選ぶ際に、アンプの知識を初心者向けに分かりやすく解説します。(難しい話は割愛します。)
以下の3点を押さえておくとアンプ選びが楽になります。
1.真空管アンプとデジタルアンプ
アンプには大きく分けて真空管のアナログタイプのアンプとデジタルアンプの2種類があります。
真空管アンプ
- 真空管アンプはデジタルアンプに比べてアナログの温かみのある音が出る
- 安くても4〜5万円から。デジタルに比べ高価なものが多い
- 真空管は中のチューブが劣化していくためメンテナンスが必要
デジタルアンプ
- デジタルアンプはアナログアンプに比べ機械的な音色
- 1〜3万円の安価なアンプはほとんどデジタルアンプ
- 電気で音を出すためメンテナンスはほとんど必要なし
初心者におすすめなのはデジタルアンプ!
ギターをはじめて間もない初心者の場合、真空管アンプとデジタルアンプの音の違いがわかりにくいかもしれません。
デジタルアンプは安価でありながらエフェクト機能がついていたりメンテナンスもほぼ必要ないため「絶対に真空管アンプの音の方が好き!」と感じなければデジタルアンプがおすすめです。
2.リバーブ機能がついているか
リバーブとは、お風呂やトンネルで声にエコーがかかるようなエフェクトをギターに施してくれる機能です。リバーブをつけた方がかなり気持ちよくギターを弾くことができます。
初心者にとっては気持ちのいい音で練習する方が楽しさが断然変わるので、リバーブ機能のついたアンプをおすすめします。
3.歪んだ音が鳴らせるか
ギターにはクリーンな音と歪んだ音の2種類があります。
クリーンな音は全てのアンプで鳴らせますが、歪んだ音を鳴らせないアンプはたくさんあります。
特にロックやメタルをやりたい人は歪んだ音が出せるかどうかをしっかり確認してください。
こんな音が歪んだ音です。↓
4.AUXがついているか(おまけ)
AUXとは、外部の音をアンプで鳴らす機能です。
見落としがちですがこの機能かなり便利です!
というのも、自分の弾きたい曲をケータイに接続してアンプで鳴らすことで伴奏と合わせた練習ができます。
「別にそんなことしないのでいいかな」と思うかもしれませんが、自分の練習している曲を実際に曲に合わせて演奏するのってとても楽しいんです。
僕はこの楽しさが癖になりギターにのめりこみました。
5.ヘッドホン端子があるか(おまけ2)
「マンションだから大きな音は出せない」という人は多いと思います。
ヘッドホン端子があると便利ですが、ご安心ください。
家用のアンプはほとんどヘッドホン端子がついています。
初心者におすすめのギターアンプ
上記の内容を元におすすめのギターアンプを紹介します。
VOX Pathfinder10(ヴォックス)
初心者ギターのセットについてくることが多く、初心者アンプの超定番です。
- 5.000円程度の安価な値段
- 歪みサウンドが出せる(クリーン/オーバードライブ・スイッチがある)
- リバーブ機能はなし
- しっかりした音が出せる一番安価なギターアンプという印象
- AUXなし
ROLAND MICRO CUBE GX
VOXの同等商品よりも音が個人的には好み!
- 15.000円前後
- 電池駆動でストリートでも演奏可能
- 大きな持ち手付きなので、持ち運びに便利
- AUXあり
- カラバリ豊富で赤もオシャレ
YAMAHA THR10II(THR102)
35.000円前後と値が張りますが、この値段でプロ顔負けの良い音が出ます。
コスパは最強です。個人的に1番おすすめです。
- 様々なアンプモデリング、エフェクター機能つき(歪みは極上、リバーブも◎)
- AUXあり(というかBluetooth機能があるので接続する必要がありません)
- インターフェースとしても機能するのでDTMでも使用できます
- 真空管のような温かみのある太いサウンドが得られる
- スピーカー付近から真空管のような赤いライトがつくので夜に弾くとおしゃれです。
まとめ
欲しいアンプは見つかりましたか?
ギターアンプで練習がさらに楽しくなること間違いなしです!!
また「スタジオに入る」「ライブをする」という時に慌てないように、ギターアンプを買って音作りの練習をしてみると良いと思います!